私は最近、特に今年の4月から6月はあまりテレビをみなかった。というよりも、自分からすすんで見たい番組というのがない(それは「テレビを見る」という行為にかける時間が少なかったというのにもっとも起因しているが)。友達がテレビの話題を話していたらちょっと敬遠気味になってしまう。テレビを見るとしたら「なんとなくテレビのスイッチをつける状況があってその時間で一番興味のある番組を見る」というものだ。そんな番組の中でも印象に残る番組と残らない番組がある。その中から私にとってのワーストな番組、ベストな作品は何かを検討してみた。
先ず、ワーストな作品から探した。普段私がテレビを見るときは何かと楽しんで見ることが多い。普段テレビを見ることが少ないので、テレビを見ている時はゆとりがあり、「テレビを見れるということ」で嬉しいのかもしれない。しかし、そういう気分で見ているテレビ番組の中で「これはないな〜(おもしろくない、たのしくない、かっこよくない、etc.)」という番組が一つあった。それは、今年の4月(?)から内容を新しくしたTBSの土曜日深夜からの「スーパーサッカー」である。ということで今回はサッカー番組のベスト・ワーストをあつかいたいと思う。
4月(徳永英明起用)以前のスーパーサッカーは好きだった。サッカー専門番組は以外と少ないという状況の中、スーパーサッカーは(唯一といってもよいほど)丁寧にサッカーというものを伝えてきたと思う。土曜日ということでその日に行われたJリーグの全試合ゴールシーンを含めた、試合のダイジェスト。サッカーをプレイする楽しさを伝えるかごとくの様々な企画。また、海外の主な試合をレポートしてくれるところもサッカーファンとしては嬉しい。
ではなぜそのスーパーサッカーを僕はワーストな番組だと思うようになったのか。それは4月(?)の番組内容変更からである。それはどのような内容変更だったのかというと新キャスターとして徳永英明が起用され、それにあわせて番組のセットや全体のトーンが変った。番組内容では徳永英明がコメンテーターとしてフィーチャリングされており、徳永氏が選手・監督とのをしたり、サッカーを題材として徳永氏が作詞した詞を読み上げるというコーナーができたりした。文字でこの番組内容の変更を伝えると、読み取った側は「ふーん、別にそれで嫌うほど変りはないじゃん」と思うだろう。しかし、それがものすごく変ってしまったのだ。この変化を一言で表すと「寒くなってしまった」と表現できるだろう。この番組内容変更までは、この番組の売りは水沼さんや白石美帆ちゃん(その前の三井ゆりから)の元気のよさや土井ちゃんアナの勢いだった思う。それが急に徳永英明を起用し始めてから、番組の勢いは消沈してしまった。まず、オープニングテーマ曲はもちろん徳永氏の曲なのであるが、それが番組とまったくあっていない。徳永氏の曲を聴いたことがある人なら分かるだろう、彼のバラードがあまりにもサッカーにマッチしないことを。さらに、彼のコメントが番組の雰囲気をいっそう悪くしている。徳永氏曰く、自分は熱いサッカーフリークで辛口らしいのだが、それがイマイチみえてこない。所詮、芸術家ということで、単純に声が小さく、しゃべりも「カミカミ」である。なんか見ていると元気がなくってしまいそうなのだ。見ているとだんだん寒気がしてきてチャンネルを回したくなる。
月一回日曜日の昼間放送というこの番組。スーパーサッカーとは打って変わって、さんま、ジョン・カビラ、都並さんの勢い、笑いが売りの番組。しかし、それだけではなくて、この番組をみる価値というのは海外の有名選手達のスーパープレーをじっくり見ることができることにある。民法やNHKのテレビでは海外のサッカーに触れる機会が少ない。中田などが海外で活躍するようになってから海外のサッカーに触れることが多くなったが、以前は深夜の「セリエAダイジェスト」のみでしか海外のサッカーをテレビでみることができなかった。そのセリエAダイジェストで司会をしていたジョン・カビラが出演しているということでこのさんまと天国と地獄の価値も上がる。海外の、特にこのワールドカップ予選となるとトップレベルの選手がマジでプレイする。あきらかにJリーグは違う。見ているだけでうきうき・わくわくする。それを見て出演者のさんま、ジョン・カビラ、都並さんは私と同じように興奮してコメントをする。まるでサッカー少年のような表情を見せるときがある。そんな瞬間、サッカーは素晴らしいと思うときがある。そして、そんな気持ちにさせる番組も素晴らしいのではないか。