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2013年5月17日

つながる経済における実践とは

先日「ソーシャルな資本主義」(國領二郎著 日本経済新聞出版社)という本の紹介をした。内容については新鮮味が薄いとか、ソーシャルと資本主義いうワードをつなげた違和感を述べたが、それはともかくとして、現代の社会や経済がおそろしい勢いで変わっているのは確かだ。変化の渦中にいると気がつかないところがあるが、おそらく何十年あとになって振り返るとあのときは産業革命だったのだと思うのではないでしょうか。

それをもたらしたのは明らかにインターネットである。インターネットそのものというより、それを使ったビジネスだとか社会インフラだとか個人のライフスタイルといったものが劇的な変化をしたことだろう。従って、従来型の価値観が覆されるような事態も起きていてそれこそまさに革命である。なので、もう少しこの本をベースに掘り下げていこうと思う。そして同時にこうした変化に対応したシステム作りはどうしたらよいのかという問題にも踏み込んでみたい。

本は10章からなっていて、それぞれにその章におけるポイントが書いてあるので頭の中を整理するのに役に立つ。とりあえず、各章を書き出してみるので、全体の構成と論点を把握しておきましょう。

第1章  ソーシャルな資本主義 -- つながる経済
第2章  つながる時代
第3章  デジタル情報革命
第4章  つながる経済に従来の常識は通用しない
第5章  POU(利用時点情報)で見える顧客の素顔
第6章  見せてもらえる特権 -- 信頼が資産
第7章  つながりの時代の創発経営
第8章  ソーシャル時代の知られざるリスク
第9章  価格をデザインする
第10章 つながり上手な」企業のアーキテクチャ
第11章 信頼のプラットフォーム戦略

全体のトーンを簡単にいうと、これまでの切れていた経済がつながる経済へと変化しているのでその本質を理解して的確に対応していかなくてはいけないといったところであろう。時代は"つながる"がキーワードとなってきていて、これはデジタル情報文明が切り開いてきたのである。革命的に現れたつながる経済では従来の常識が通用しないこと、そして顧客との関係が非常に重要となってきて、つながりを維持するには信頼が不可欠で、それによって顧客の情報が見せてもらえる。

こうした時代にあっては創発の経営スタイルへの転換が必要でそこからイノベーションを起こす。ただ、一方でリスクもあるわけなのだがあまり恐れず向きあうべきである。劇的な変化は価格にも及んでいて単純な価格設定ではなくなってきている。実践にあたって大事なものは、企業のアーキテクチャと信頼されるプラットフォームである。とまあこんな風に論旨を組み立てられるが、最後は具体的にどうやるのかが重要で、学者先生はそこを突っ込まないのでこちらで考えざるを得ない。次回から個別に検討していきます。
  

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