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BPM アーカイブ

2012年7月31日

「BPM推進のステップとポイント」

昨日、日本BPM協会から新版「「BPM推進のステップとポイント」がダウンロードできるようになりました。協会のホームページを開いてダウンロードしてください。

BPM推進フレームワークとしては2007年に初版が作成されていましたが、今般それをリニューアルしたものです。初版はどちらかというとBPMシステムを作ることにやや重きが置かれいましたが、それをビジネス視点を重視した形に改めています。BPMはプロセスを中心にしてビジネスを捉えるという「ビジネスマネジメント活動」であることを明確にしています。

従って、3つの環すなわちPC(Process Change :プロセス改革推進)、 PD(Process Development:プロセス開発)、PO(Process Operation:プロセス・オペレーション)の一貫性と連動性の大切さを謳っています。特に、今回はオペレーションの重要性を打ち出しており、この点は評価できます。

この執筆には私も参加していますが、多くの真剣な議論から生まれていますので大変役に立つフレームワークであると自負しています。ぜひ、お読みになってください。
  

2013年7月 6日

第8回BPMフォーラム2013

昨日は、目黒の雅叙園で「第8回BPMフォーラム2013」が開かれた。日本BPM協会主催のこのフォーラムももう8回目を数えることになる。2006年に始まったことになるが、早いものである。当初思ったほどには浸透はしていないが、それでも認知度も上がってきて、今回も350人くらいの入場者数になった。プログラムは下記の通りである。

オープニング:ご挨拶 日本BPM協会 会長 秋山 守由
基調報告  ビジネスプロセスを進化させる改革アプローチ BPM/BPMNとは
      ~ その特長、進め方、取組動向 ~      
       日本BPM協会 理事  横川 省三
基調講演1  アサヒグループを成長・発展させる改革マインドとその浸透
      ~ミドルマネジメントの改革能力をどう育むか~
       アサヒグループホールディングス株式会社  代表取締役 泉谷 直木 氏
基調講演2  政府が目指すIT活用のビジョンと、BPMによる改革アプローチ
      ~成長戦略の基盤としての業務・システムの要件をどう実現するか~
       政府CIO補佐官 兼 経済産業省CIO補佐官   平本 健二 氏
スポンサーズセッション
       日本ティブコソフトウェア株式会社/株式会社NTTデータイントラマート/
       株式会社クレオネットワークス/ピースミール・テクノロジー株式会社/
       ペガジャパン株式会社/株式会社日本能率協会コンサルティング/株式会社クエステトラ
基調講演3  石油資源開発が挑戦した業務プロセス進化のサイクル
      ~情シスが仕掛けて現場と進めた業務改善の仕組み~
       株式会社 地球科学総合研究所
       環境技術部長(元 石油資源開発株式会社 情報システム部長) 渡辺 賢一 氏
       石油資源開発株式会社  
       IT業務支援グループ長プロジェクト・リーダー  藪根 正樹 氏

まず、基調報告で主催者の日本BPM協会事務局長の横川さんから、「あなたのビジネスを進化の軌道に」という小冊子の中身の紹介を中心に、BPM推進のプローチの話があった。実はこの小冊子は協会内にある「コモンセンス部会」という研究会で議論して作成したもので、ぼくもそのメンバ−に入っているので、直前まで文言の訂正やレイアウトデザインについて調整していたので、こうして発表できてほっとしています。BPMってこういうことですと上司に説明しなくてはいけないときの参考になればと思っています。

あと基調講演では最後の石油資源開発の事例がとても参考になった。副題にもあるように、情報システム部門が業務部門に仕掛けて現場と進めた業務改善の仕組みづくりというか、進め方が興味深かったのである。ミッションやコンセプトをきちんと決めて、リソースの確保、経営に対する説得、現場の理解などを情熱を持って実行したことにである。BPMはITと現場のつなぎ役として機能すると思うし、情報システム部門の出番のところである。ところが、まだまだそういった意識のところが少ないので、ぜひこの事例を参考に、情報システム部門の地位を向上させるきっかけにしてほしいと思っている。

フォーラム終了後、協会の人やコモンセンス部会の人たち、それと講演してくれた石油資源開発の渡辺さんと藪根さんを交えて打ち上げを行う。そこでも、ここでは話せない裏事情や石油掘削の話やらが聞けて面白かった。これからもこうした事例が数多く出てきてほしい。基調講演2でもCIO補佐官の平本さんがBPMの有用性に何回も言及してくれましたので、お役所でも普及して官民で広がることを願っています。
 

2014年1月28日

BPMとプロモーション

BPM(Business Process Management)が普及しそうでなかなかそうはいかない。毎年のように業務プロセス管理とか改善とかが経営の重要課題であると言いながらも導入が進んでいるようには聞こえてこない。営業的な観点から見ると潜在顧客を見込顧客化して顧客としてオーダーをもらうまでの道のりが険しいということである。

お客さんのタイプはそのステージによって4種類にわかれると言われている。「まだまだ客」「おなやみ客」「そのうち客」「いますぐ客」である。別の言い方だと「まだまだ客」は潜在顧客、「いますぐ客」が有望見込顧客で、あいだの2つが見込顧客といったところだろう。2つの見込顧客の違いは、必要性はわかっているのだが欲しいところまでいかない状態と、欲しいと思っているのだが本当に必要なのかどうか悩んでいる状態である。

BPMはどうなのだろうか。必要性を感じている人が多いのだろうか、それとも必要性そのものに疑問を抱いているのだろうか。こうしたケースでは何らかの外部的なきっかけをトリガーにして始めるということがある。例えば、必要性はわかっているのだが欲しいところまでいかない場合だと、業績が悪化して人員削減をしたので、業務が回らなくなってしまったのでBPMを導入して少人数でもオペレーションできるようにして回避せざるを得なかったようなことが考えられる。

一方、欲しいと思っているのだが本当に必要なのかどうか悩んでいるような場合だと、だれも気がつかないところで不正が起きたというようなコンプライアンス問題があったとしたら、きちんとしたビジネスプロセス管理をしないとまずいというようなケースなどが考えられる。必要性に迫られてやらざるをえなくなるというわけである。

結局、何かを普及するとか、認知してもらうとかいった行動は営業プロセスのプロモーション機能なのである。そういったプロセスをちゃんと記述して設計しましょうよというのがBPMなのだから、それができないでまだ世の中のひとがわかってくれないんだよなと嘆いてはいけないのだ。この手の紺屋の白袴的な話はよくあって、システムを導入するのにシステマティックではなかったりする。

ITシステムは設計して終わりでもなければ、動かして終わりでもないし、要するにそのシステムを使って成果を出して初めて成功したという当たり前のことがなかなかできていないのである。いいものですよと言ったところで、おのれの足下のことができないのにどうして他所の人に薦められるのかという反省なのである。
  

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