メイン

スポーツ”感”戦記 アーカイブ

2006年09月05日

そんなすぐにできるか

アジアカップ予選でサッカー日本代表がサウジに負け、イエメンに辛勝した。ジーコからオシムに替わって3戦目と4戦目である。まだ、たった4戦である。それに対して、オシムの戦術が理解されていないだとか、走りきれていないとかいう声も聞こえてくる。そりゃ無理でしょ。しかもつい今回のメンバーはジーコのときから大幅に入れ替わったと錯覚していると思う。実は、先発メンバーでみるとほとんど変わっていないのです。ですから、オシム流になじむのは結構時間がかかるのはしょうがないのです。むしろ、サウジ戦の前半15分とイエメン戦の後半15分の戦い方をみたら、かなり進歩したと思うのだ。だって、坪井がオフサイドになったけど流れのなかでシュートを打つんだぜ。

そんなわけでもう少しおおらかな気持ちで見守っていきましょう。マスコミも分かってもいないくせに戦術の批判をするのはやめましょう。交代選手の選択に口をはさむのはやめましょう。

ただ、オシムの到達点はもっとはるか上に設定しているから、これから選手は大変ですよ。たとえば、今回の戦術がヨーロッパの国に通用するかといったら違うわけだから、相手によって柔軟に対応できる頭のよさを要求されるのです。このとき大事なのは全く変えるのではなく、芯になるものは残し、芯の外側の部分を変えていくという作業になる。オシムはこの芯のことを”日本人が本来もつ力、日本らしさ”と言っているのだ。

2006年11月22日

サッカー中継のアナウンサーと解説者は必要か

昨日、サッカーのU-21の日韓親善試合があって、第一戦に続いて1-1の引き分けに終わったが、試合そのものは水野の活躍もあって、日本代表チームとしてもこれから先成長していけそうな予感がした試合であった。平山も予想していたよりよくやっていたと思うし、もう少しからだがきれてきたらよくなるんじゃないのかなあ。ただ、これはオシムも言っているように走れていないので、どうしてもフォワードとバックの間が間延びしてコンパクトなサッカーができていない。そのうちできることを期待しましょう。

ところでこの試合を中継したのは、テレビ朝日だったんだけど、この実況放送ひどいよねえ。角澤アナウンサーと解説が松木安太郎のおなじみコンビだが、もうどうしようもない、角ちゃんはやたら興奮してただどなっているだけで、松木さんもただ「ボールに行かなくちゃ」「気持ちで行かなくちゃ」・・・・、これじゃあ解説にも何にもなっていない。後半カレンが入ってきて、「この選手は追い掛け回すのでいいですね」とそればっかり言うもんだから、角ちゃんも一緒になって、「見違えるように日本の動きがよくなりました」、それちょっと見方が甘いんじゃないの。けっこういい戦いかたをしていたときにも、「完全に主導権を握られています」なんて平気で言うんで、よく見ていろよとつい叫んでしまう。

そこで、各局のアナウンサーと解説者を眺めてみた。NHKはあの有名な山本浩アナウンサーや、そのほかにも栗田晴行もいていいんだけど、解説の加茂さんがひどい。NHKの場合は解説者いらないんじゃないかな。海外の録画なんか山本さんなんて一人でやってしまうものね。日テレとTBSはまあまだけど、ぼくの好きなのは何といってもフジテレビの青島アナと風間八宏さんのコンビだね。フジには長坂哲夫アナもいて好きだけど、青島・風間コンビは落ち着いたところと興奮するところとうまくミックスしながら、風間さんの味のあるコメントもあり一番ですね。

ところが、今はそうだけど昔のことも入れて評価すると”伝説のコンビ”がありましたね。若い人は知らないかもしれないが、1968年から20年間テレビ東京で放送していた「三菱ダイヤモンドサッカー」の金子勝彦アナウンサーと解説者の岡野俊一郎というコンビです。いまの50~60才くらいの元サッカー少年は必ずこれをみていたはずです。「サッカーを愛する皆さん、ごきげんいかがでしょうか?」という金子さん独特の語り口から始まる番組を興奮しながら見ていた記憶があります。

スポーツ中継がアイドルコンサートと化し、テレビ局お抱え選手をこれでもかと露出させ、プロでもアマでも共通にもつスポーツイズムみたいなものが失われてきている昨今、そういう堕落から免れているのがサッカーだと思うので(あまりにも巨大化したからだ)、競技あるいは試合そのものの生の姿を的確に分かりやすく伝え、視聴者と波長を合わせて一緒に一喜一憂する放送にしてほしいものだ。

2006年12月09日

いいところをまねろよな

アジア大会のサッカーの予選リーグ最終試合で日本代表は北朝鮮に逆転負けを喫する。まあ、Jリーグの日程の関係でベストメンバーが組めなかったとか、相手はフル代表だとか言い訳を言っているが、あの試合そのものをやはりよく分析しておかなければいけないと思う。

冷静にみれば取られた2点ともペナルティエリヤのすぐ外からのフリーキックを入れられている。そのフリーキックは2度とできないようなすばらしいコースに飛んでいるので、運が悪かったみたいなとらえ方をするひともいるかもしれないが、問題はそのフリーキックの与え方が悪いのだ。相手のユニフォームをつかんで相手が倒れて反則を取られている。このユニフォームをつかんでディフェンスするというのが、Jリーグでもよく見られる光景だが、頻繁におこなわれる。ユニフォームを引っ張っられたくらいで倒れるなよなと北朝鮮の選手に言いたいかもしれないが、どうしてそんなディフェンスしかできないのだ。ファールでしか防げないというディフェンス力不足なのだ。今回出場したU-21の若い選手たちが、Jリーグなどの大人の試合でやっていることをまねているわけで、そんことをまねするなと言いたい。

それと、許せないのは、ヘアバンドとストッキングを試合中に下げるヤツ、見ていて不愉快になる。いい選手や名選手と言われたひとたちはけっしてユニフォームをひっぱたりしないし、身だしなみはちゃんとしていたんだ。若い選手諸君よ、小学生や中学生があなたたちをみて、悪いところをまねされたらいやでしょ。おっと最近小言が多いな。

2006年12月22日

力の差

FIFAクラブワールドカップ(昨年からクラブ世界選手権という呼び方から変わった)のバルセロナがまさかの敗戦にはびっくりしたが、南米のインテルナシオナルの優勝はたぶんこの大会への意気込みの違いが出たのだと思う。今回、バルサはコンディションの差というより、この大会への準備不足のため、戦術不徹底が露呈しただけで、やはり世界規模の大会は相当に周到な準備が必要であることを再認識した。亀田興毅の世界戦もそうだし、このレベルになると戦い方というものがある。バルサはそれが徹底していなかった。

でこれから書くのは、バルサのことではなく、アジア代表の全北のことだ。ぼくは普段は応援することもない韓国のチームを今回は密かに応援した。というのは、アジア特に東アジアの代表がどれだけ戦えるのか、あわよくばヨーロッパ、南米のチームに一泡吹かせられないか(欧米か!(笑))ぐらいに思っていた。ところが全くがっかりさせられた。このがっかりは、おそらくガンバ大阪が出ていたとしても同じ感慨をもったと思う。

要するに、力の差が歴然としているのをまざまざと見せつけられてしまったのだ。それじゃあ、力の差はいったい何なのか。二つあると思う。ひとつは「意図(目的)をもったトラップ、パス、ドリブル」ができるかどうか。もうひとつは、「ディフェンス力」だと思う。ディフェンス力については、以前若干ふれ、ユニフォームを引っ張るようなディフェンスはあり得ないというようなことを書いた。決勝戦ではほとんどそんなシーンはなかったし、というかファールが少ない、ボールが外に出ないという、こういう試合が本当の一流の試合なんです。

「意図(目的)をもったトラップ、パス、ドリブル」ということについて、全北とクラブアメリカ(北中米代表)との試合をふりかえれば見えてくるものがある。

意図(目的)って分かりますよね。点を入れることと入れさせないことであって、相手を抜くことやセンターリングをあげることではないんですよ。ここですよ差がでるのは。クラブアメリカは、あくまで、どうやって点をとるのか、そのためのパスはどうすればよいのかを追求する。それに比べて全北は“アバウト”なんだ。適当にゴール前に流せば“誰かがあててくれるかもしれない”、また、まずはボールを止めてからどこへ出すか考えるというサッカーでしかないのだ。だからといって、クラブアメリカのサッカーを全面的に肯定するわけでもない。どちらかというと行き過ぎのところもあり、バスケットボール化してしまい、もっと大胆さも必要な局面がずいぶんあった。両方とも要るがどちらに重心を置くかだろう。

で全北のサッカーに戻ると、“確率的サッカー”は技術・体力に差がある場合のみ通用するということがわかっていない。とはいえ日本も同様であり、サッカー成熟度の違いを今回も思い知らされた。

さてどうするか。最初に言った戦い方の工夫だろう。ここがオシムに期待するところだ。

ところで来年はレッズだぞ!

2007年01月08日

盛岡商優勝おめでとう!

第85回全国高校サッカー選手権決勝で盛岡商が岡山の作陽高校を2-1で破って初優勝した。戦前の予想からするとだれも優勝候補にあげていない学校が勝ってしまった。

まあ、それだけレベルは均等化したというか、全体の底上げができてきたのかもしれない。地方の格差が言われている今、高校生までのスポーツにおける力の差はあまりない、むしろ都会の子のひ弱さのほうが目立つとも言える。だから、ぼくなんかは地方の活性化のヒントはここにあるんじゃないかと思ってしまう。すなわち、スポーツと郷土愛、地方から世界へといったコンセプトはいかがでしょうか。

優勝した盛岡商のイレブンには心からおめでとうと言いたい。盛岡商の勝因はなんといっても90分間走りまわった体力とあきらめない精神力に、技術力もそれなりにあるので勝利したと思う。本当は戦術みたいなところの差を書きたいのだが、いかんせんテレビ観戦だとここが見えない。競技場で全体をながめて初めてチームとしての動きがわかるわけで、解説者が座って見ている位置と全く同じところに定点カメラを置いてもらって、それを見るというのはできないものかといつも思う。

しかし、いまどきの高校生のレベルはすごく向上していると感心させられる。やはり、Jリーグや海外のプレーを身近に見て育ったことも大きいと思う。

実は、ぼくは41年前の第44回の大会に神奈川県代表で出場しているのだ。このころはまだ大阪中心で開催されていて、メイン会場が長居競技場であった。ぼくらは一回戦が1月4日の寒い京都の西京極競技場で行われ、相手は滋賀県の甲賀高校であった。結果は思い出したくもないのですが0-0の同点で抽選負けでした。いまはPK戦というものがあるのですが、その当時はいきなり抽選で、キャプテンが呼ばれて封筒が二つうちの一つを選ぶと中に紙が入っていて確か「残念でした」とかいったことが書かれているわけです。いまだにその封筒と紙を投げ捨てるキャプテンの写真を見るとくやしくて涙がでます。

ぼくらは、その前年の関東大会で優勝していた(ナント決勝で帝京高校を破ってであった)ので、密かにいいところまでいけるかと思っていたし、新聞にもダークホース的存在と書かれてもいたので余計くやしくてしかたなかった。

その当時は、観客もまばらで、ぼくらの学校からはそれでも応援団や野球部、バレー部のやつが何人か来てくれたくらいで、もちろん親なんかだれも来なかったので、それだけとっても今の子たちがうらやましい。

このとき優勝したのが、大阪の明星高校と千葉の習志野高校の両校優勝であった。この大阪と千葉の代表の優勝というのはちょっとした異変であった。というのはこれまではほとんど、埼玉か静岡、広島といういわゆるサッカーどころの県の代表が優勝を分けあっていたのです。浦和市立、藤枝東、修道といったところです。それ以外の九州、四国、中国、北陸、東北、北海道なんていうのは弱くて、ずいぶんと力の差があった。だから、今回のように岩手県の学校の優勝なんて当時から考えると隔世の感がする。

いまは、その当時と比べると最初に言ったとおり地域差がなくなって、どこの県も優勝する力を持ってきたと言える。それと、昔は相手がサッカーどころだとつい萎縮してしまい、力が発揮できないというのがよくあったが、あるとき同じ県のチームがいいところまでいくとそこの県の子たちも自分たちもいけると思い、自信を持つようになる。だから、萎縮しなくなることと一回戦をうまくのりきると、高校生ぐらいだとあれよあれよと勝ち上がることがある。そういうことで言うとぼくは前回の岩手県代表の遠野高校がベスト4に入ったことが今回の盛岡商の優勝につながったと思えてならない。

2007年03月18日

マラソンは走らなくちゃ

今日、「2007湘南国際マラソン」を見に行った。このマラソンのコースは江ノ島水族館の前をスタートして二宮IC折り返し、江ノ島ゴールのフルマラソンコース。ほかにも10kmのレースもある。参加人数があわせて1万人くらいだそうだ。

富士山に向かって走り、江ノ島に戻ってくる、途中相模湾を横目でながめながら、しかも箱根駅伝で走るコースとくりゃ、楽しくなるだろう。今日は、絶好の天気で寒くもなくくっきりと富士山も見えて最高の日だったんじゃないかな。沿道にも応援するひとがあふれてもうお祭り気分。第1回目としては大成功でしょう。

エリートの部では有名な選手が出てないこともあり、元旭化成の高尾憲司選手がぶっちぎりで優勝。ゴールにいたわけではないのでタイムは分からないが2時間22分くらいじゃないかな。3時間を切る選手もけっこういて単純にすごいなあと思ってしまう。

ゲストが来ていて、高橋尚子、千葉真子、間寛平が10kmを走っていた。間寛平は当初フルマラソンにエントリーしていたが、インフルエンザが治ったばかりだったそうで10kmに変更していた。Qちゃんカッコイイ。

見ていると走りたくなるが、もはや足腰はポンコツとなり、1kmも走れない有様、しょがなく見物にまわったが、お祭りは見るもんじゃなく参加するもんですね。というわけで、千葉ちゃんに手を振ったらすぐそのまま自転車でプールに直行。泳ぐのはだいじょうぶなので、いつもよりかなり長く泳ぎぐったりとする。ほんのちょっぴりマラソン完走気分。

下の写真は、上が高橋尚子で下が間寛平です。わかるかなあ?

P1000045.JPG
P1000046.JPG

2007年03月19日

靴とマメ

湘南国際マラソンのことを書いたらちょっとに前に見たテレビ番組が浮かんできた。毎週金曜日の夜、日本テレビで放映する「未来創造堂」という番組がある。木梨憲武が司会をして、何かにこだわりを持つゲストとともに、日本が生んだ発明家たちの人生を再現ドラマで紹介する番組で、非常に良質ないい番組です。さすがホンダの提供。

つい最近のもので、「マラソンシューズ誕生物語」というのがあった。メキシコオリンピックのマラソンで銀メダルを採った君原健二は、まだ有名になる前、能力は高いのに、いつも長い距離を走ると必ず足にマメができて力が発揮できなかった。あるとき彼のシューズの製作を依頼された鬼塚喜八郎という靴屋が苦労を重ね、マメができないシューズを開発し、それを君原にはかせた結果、オリンピックでメダルをとる選手までになったという物語である。鬼塚喜八郎という人は、その当時「オニツカ」という会社でいまの「アシックス」を創業した人である。

この番組を見ていて、ぼくの若い頃のことを思い出した。ぼくは、サッカーばかりやっていたサッカーばかだったが、当時のサッカーシューズのことである。いまでこそ、こどもまですばらしいスパイクを履いているが、当時はスパイクは高価(今から40数年まえで確か3~4千円です)で、なかなか買えなかったのです。それと、練習ではズック靴を履かされていました。それは、ズック靴だと足の指先にちゃんと力を入れ、足首を固定しないとボールが飛ばないし、足が痛くなるので基本がみっちり身につくというわけだ。確かにいいスパイクを履くと少々ポイントがずれても飛ぶのでいい加減な蹴り方になるかもしれない。

で、このサッカーのスパイクなんだけど、当時は地方の町の運動具店なんかには売っていないのだ。しかも、メーカーも限られていて、「ヤスダ」と「ミツナガ」くらいしかなかった。そのオニツカのスパイクもまだなかった。少しあとに有名な「アディダス」が日本に入ってきたが、とても手に入らない高根の花でした。

それでぼくらは普通に「ヤスダ」のある東京の茗荷谷まで行くのだ。これがひと苦労で、しかも、出来合いのものはないから、それがいちから型をとったオーダーメイドなのだ。だから、型どりとできあがったものを取りに行くから2回東京に行くことになる。でも、新しいスパイクを水色で「YASUDA」という名前が入ったサッカーバッグに入れ、見せびらかすように帰るのが大きな楽しみでもあった。

そんな苦労をして手に入れたスパイクだから、そりゃ大事にしましたよ。まず買ってきてすぐどうしたかというと、近くの靴屋に行って、つま先に皮をあててもらうのです。つま先が先に破れるんです。それに毎日油で磨きましたね。ポイントだって、当時は皮とアルミとゴムのどれかだったんだけど、ポイントが外れると自分で新しいのに取り替えていました。いまの子はちょっとでもポイントが減るとすぐに捨ててしまうので、ああもったいないとすぐに思ってしまいます。

ボールだって毎日練習が終わると一旦空気を抜いて、翌朝空気を入れて縫い目をオイルで磨くのです。そうやって、モノを大切に扱ってきたので、しつこいけど今の贅沢さはいい感じではないですね。やっぱり、ぼくらのそういった生活で養われた精神構造といまのこどもたちのそれとは違うのは当たり前かもしれない。

それでマメのことだが、ようやくにして買って、そしてしっかり手入れして履いても、これがまたすぐにマメができるのだ。かかとと指に必ず大きなマメを作る。もう痛くてしょうがないのだが我慢するしかないから、絆創膏を貼るけど今のようないいものはないからすぐはがれるし、かえってよくないこともある。

でもって、だんだん慣れてきてマメのでき方がゆるやかになって、おおしっくりいったぞと思ったら、悲しいかな、ああつま先に穴が開き、底がはがれてくるのであった。だから、もうたえずマメとの戦いなのだ。

ちょっとそれるがもう一つ戦いがあって、「ビフテキ」というヤツで、当時のグランドってもちろん土で硬くでこぼこしているので、スライディングでもしようものなら太ももの外側がもののみごとに擦りむけて、まさにビフテキ状態となる。これがまた、直りかけると決まって同じところを。ということで学生服のズボンがぐじゅぐじゅでたまにくっついてしまうのだ。おお痛い。

また話がそれた。いまはマラソンにしてもサッカーにしてもその他のスポーツのシューズはすごくよくなってびっくりする。マメができるなんて考えられなくなってきている。ところが、久しぶりに家の庭の落ち葉を竹箒で一所懸命掃いていたら、手の指の付け根にマメができてしまった。それはしょうがないか。


2007年03月25日

さすが欧州レギュラー組

キリンチャレンジカップの日本対ペルー戦で、日本が2-0で快勝した。2点とも中村俊輔からのフリーキックからの得点。よくいう“流れの中から”の得点ではなかった。まあ、中村俊輔と高原の個人技なんだけど、それ以外でも短い練習期間にもかかわらずまずまずの連携だったんじゃないかな。

でも、やっぱシュートが少ない。ボールをつなぐのはいいのだけどフィニッシュまでいかないのだ。このくせは日本チームにずっとあって、ボールを回すのに目的意識がいっていて、何がなんでも点をとることに意識が向いていないように思う。ボールを受けて、次に渡す相手をさがし、空いている選手がいたらそこへパスするということになる。だから、みんながゴールに向かって攻めあがるという感じがない。フリーキックの場合は、それこそみんながそういう意識になるわけで、それで2点もとれたのだから、流れている局面でも意識としてフリーキックのような態勢になればいいのにと思うがそうはいかないのだろう。

昨日は、交替で出てきた選手がいい動きをしていた。だからといって先発で使えばと思うでしょうが、そうはいかないのであって、相手が疲れたときだからできただけかもしれない。でもそのなかでも中村憲剛がすばらしい。動きに切れがあるし、ポジティブなパスが出せるいい選手だ。それは、ぼくの独断的な意見かも知れないが、シュート力のあるパサーであることがそうさせているような気がする。

それにしても、今回はやはり欧州で現にレギュラーを張っている2選手の実力を見せつけられた試合でもあった。ガンバレニッポン!

2007年03月27日

スケーターイヤー

さあ問題です。つぎの言葉はいったい誰が言った言葉でしょう?

「はい、なんかだんだん年をとっていくごとに涙もろくなっちゃって・・・。昔は人前で泣くのは我慢していたんですけど、最近は止まらなくて」

答えは、「世界フィギュア2007東京」2位になった浅田真央の言葉です。ええ、弱冠16歳の子がいうセリフかなあ。

そういえば、優勝した安藤美姫も以前、「私年だから真央ちゃんみたいな若い子と同じようにはできないの」みたいなことを言っていたと思うが、その美姫ちゃんだって19歳ですよ。なんかこれみんな、ぼくたちおじさん、おばさんの言う言葉でしょ。

確かに最近の子どもたちはやたら年食ったみたいなことを言う。ぼくの下の息子もハタチになったとき、「ああオレも年だなあ」と嘆いていた。

彼らが、ぼくらの歳になったらなんと言うのだろ。

それにしても二人はよくやった。美姫ちゃん、真央ちゃんおめでとう。おっと、おばさん(失礼!でも彼女らの感覚だとこうでしょ)の 中野友加里の5位もすばらしい。

2007年04月16日

今年のベイはひょっとするかも

西武の裏金騒動や突如出てきた那須野問題でプロ野球の人気に水をさすのかと思ったら、大リーグの日本人選手の活躍もあり、何となく日本のプロ野球も楽しげです。

なんといってもぼくはセリーグのプレーオフ制が効いているように思える。まあ、1位は中日でしょうが、そのあとの2,3位狙いがおもしろい。横浜、広島が張り切っているように思えませんか。

そうです、わがベイスターズは、ひょっとしたら3位に行けそうかも。投手陣では寺原ががんばっているし、攻撃陣も鈴木尚典が戻ってきたし、吉村は復活の気配であり、村田ははや100号本塁打ですぞ。でも、昨日は工藤がメタメタだ。まあ、今のところ5割だからいい線だ。

やっぱ、仁志と工藤の加入の影響が大きいかもしれない。それまであまりにも変化が少なかったのじゃないかなあ。二人は戦力としてではなく気分を新たにしたみたいな効果じゃないかと思う。いよいよ今年のプレーオフが楽しみだ

2007年05月03日

カカ殿下

UEFAチャンピオンリーグの準決勝でACミランが逆転で決勝進出を決めた。ファーストレグで3対2と敗れたACミランであったが、ホームのセカンドレグで3対0とマンチェスターユナイテッドを圧倒した。

この勝利の立役者はだれでも認めると思うが、1点目を入れたカカだ。素晴らしいゴールだった。いまやロナウジーニョを抜いて世界ナンバーワンのプレイヤーだと思う。シュートもできるし、ドルブルは早いし、パスも出せるオールラウンダーで、見ていてもほれぼれする。なんといっても彼の姿勢がいい、ぼくの好きなプレースタイルである。まだ、25歳になったばかりだからこれからさらに進化していくのだろう。

決勝は、リヴァプールと23日アテネで今度は一発勝負で行なわれるが、ぼくはどちらを応援するか特に決まっていないが、カカのプレーとリヴァプールのジェラードのプレーに注目している。

このクラブチームの最高峰が戦う試合は、レベル的にはワールドカップ以上ではないだろうか。きっとすごい試合になるぞ。

2007年05月04日

わーい首位だ!

もう二度と書けなくなるかもしれないので早く書いておく。わがベイスターズがついに3年ぶりの単独首位に立った。やはり、今年は何か違うと思ったらこの快進撃だ。

でもこれは、たまたまみんなが調子がよくてというわけではないのでひょっとしたら長続きするかもしれない。投手陣だってやっと三浦が勝てたくらいだから出揃っているわけでもないし、攻撃陣も仁志と村田はがんばっているが、チーム打率も低いし、だからなぜこんなに強いのかわからない。大矢さんの采配かな?

いずれにしろ、毎日スポーツニュースを見るのが楽しいのであります。

2007年05月25日

ACミランは強かった

やはりACミランが勝った。やはりと言ったのは、2年前の負けが生きると思ったからと、カカとジェラードの戦いならカカに軍配があがると見たからである。

まず、このふたりは見ごたえがありましたね。ジェラードがサーベルのような切れ味だとすれば、カカは日本刀の鋭さがあるような気がする。そのカカが起点となって2点が生まれた。点を入れたのはインザーキだけれど、まあ両方ともカカの得点みたいなものだ。カカはもはや押しもおされぬ最高プレイヤーですね。(唯一の弱点はフリーキックが下手なこと)

ACミランの勝因は、非常に落ち着いた試合ができたことじゃないかなあ。あのガッツーゾさえ冷静に吼えていた。多分マルディーニの力が大きいと思うが、個性ある集団がうまくまとまって機能していた。

でも、世界最高峰の試合は、技術力、精神力においてすべてすごい。特に、Jリーグのチームなどに比べてディフェンスの力が格段に違うように思える。要するに、ボールを奪う、あるいはシュートを打たせない、そういったなかなか分かりにくいテクニックがあるのだ。

そして、ずいぶんと試合そのものがきれいになった。悪質なファールもないし、変なつかみ合いもないし、レフェリングもうまくなったこともあるが、見ていても気持ちがいい。

今年のトヨタカップが楽しみだ。

2007年06月06日

日本強い

キリンカップでコロンビアと引き分けて優勝したが、日本もなかなか強くなってきた。コロンビアというチームはけっこう強く、これまでなら軽くやられていたかもしれない。前半は攻められっぱなしだったけど、後半はいい線いっていた。

前半の布陣では稲本、中田のコンディションが悪いせいもあってすぐには機能しない感じだった。それでも、俊輔はコンディションはよくなさそうで、ミスもあったが光るものがあり、たいしたものだ。高原は2戦目なのでいい出来だった。当たり負けない身体になったのでびっくりした。やはり、ブンデスリーガで鍛えられてすごくたくましくなった。

また、オシムのめざす“日本化サッカー”の姿が垣間見られた試合でもあった。中村堅剛や羽生のように身体が小さくてもスピードがあれば、大きな選手に当たり負けないプレーができることも証明された。羽生は動きの早さ、堅剛は判断の早さでそれが可能になっている。俊輔、堅剛、遠藤の3人のコンビネーションがうまく取れるようになったら、さらにチーム力が上がるので楽しみだ。

ちょっと話はそれるが、試合のあとのインタビューの話。あのオシムの通訳はいいかげんですね。オシムが、カミカゼチームがどうのこうのと言っていたのにぜんぜん訳さないであたりさわりのない言葉で濁していた。気になって仕方がなかったが、今朝の新聞にはオシムの話にちゃんと書いてあった。

もうひとつは、俊輔の言葉で、オシムのめざしているやり方がだいたい分かったのでこれからはよくなるでしょうというようなことを言ったあとに、シンプルにやれというが、シンプルにやることくらい難しいことはないと言っていた。これすごく分かるんですね。シンプル伊豆ビューティフルです。

2007年06月08日

プレッシャーはどこに

いま、旬な人気者は何と言ってもふたりの王子でしょう。「ハンカチ王子」の斉藤祐樹君は早稲田をリーグ優勝に導いて、しかもベストナインにも選ばれた。「ハニカミ王子」の石川遼君は、関東アマで8位だったが、日本アマ出場が決まった。まあ、ふたりともあれだけ騒がれているにもかかわらず、好成績を残すあたりさすがだと思う。

かれらには、プレッシャーというものがないのだろうか。自分たちが騒がれることがかえってバネになっているような気さえする。最近のスポーツ選手全般にも言えるのだが、強いプレッシャーに負けて成績がでないということもあまりないようだ。大きな大会でも普段の力、いやそれ以上の力をだす選手も多くなった。

いつ頃からかと考えてみたのだが、何年前というのは定かではないが、おそらく試合後のインタビューで最後に「応援よろしくお願いします」と言いだした頃からじゃないかと思う。あの、判を押したように若い子は言うが、ぼくらの年代だとちと違和感がある。なんとなく、スポーツ選手というものは芸能人じゃあるまいし、もう少しストイックなものであるべきと密かに思っている。

そうです、ぼくたちの年代は、試合はすごく緊張するのが当たり前で、しかも、周囲の期待が異常にたかまるのでなおさらガチガチになる。まあ、有名な円谷幸吉の例をだすまでもなく、オリンピックでは極度のプレッシャーがのしかかり、それで自分の実力を発揮できず、死んでお詫びしますというくらいに打ちひしがれたわけです。

そのころの面白い話がある。テレビ番組のインタビューであるいなかのおばさんに、「今回のオリンピックでいちばん強いと思う選手の名前を教えてください」というのがあった。なんて答えたと思いますか。

「それは、プレッシャーさんです」と答えたのだ。いつもテレビのオリンピック中継でアナウンサーが、日本の選手は「プレッシャーに負けた」とか「プレッシャーに弱い」とか連呼していたので、プレッシャーという名の外国選手がいると思っていたらしい。

まあ、冗談はさておき、最近はお国のためにとかいった期待はないし、いい意味での自分の売り込みの場所のような感覚なのでプレッシャーを感じなくなったのかなあとそんなことを思ってみた。

2007年06月22日

桑田的生き方

桑田真澄選手がメジャー昇格を果たした。39歳のオールドルーキーの誕生である。桑田のことを悪く言う人もなかにはいるし、ぼくも最初はそんなにいい印象を持ったわけではないが、大リーグ挑戦を宣言してから以降は、むしろ好きになるくらいになった。

やはり野球に対する姿勢や考え方がすばらしく、求道僧に似たところがある。以前肘をケガしたときのリハビリなんてまさにそこまでやらなくてももう辞めたらと思ったものだ。今回のケガでももうあきらめるんじゃないかと思ってみたが、いや桑田は絶対にあきらめないと思い直した。

どうして桑田をここまで挑戦し続けるのだろうか。おそらく、「ぼくは野球が好きだから」という言葉がでてくると思うが、そうじゃないと思う。桑田だったら野球以外のスポーツをやっていたら同じように一流選手になったと思うし、違うスポーツでも同じような姿勢でのぞんでいたと思う。人間ってそういうものでしょう。

この歳になっても挑戦し続けるというのは、自分のやり出したことに対し、極めたいというか、自分の考えていることを試してみたいという欲求を持ち続けていることではないだろうか。だから、それがほぼ満足したものになったら、力を出し切ったと思ったときにやっとやめるのだろう。

この姿勢は、何事にも必要で、その目標とするところが大きいほど時間がかかる。桑田も40歳近くなってやっと目標地点に近づいたわけで、その目標は桑田にとっては大きいはずなので、遅いとは思っていないのじゃないのかなあ。

それにしても、たいしたものだ、プロ選手の鑑になりますねえ。

2007年07月07日

U-20代表のサッカー

U-20ワールドカップで日本代表チームが快進撃だ。第2戦でコスタリカに1-0で勝った。快勝とまではいかないが、悪くない勝ちだ。

何回も危ない場面があったが、落ち着いてさばいていた。これまでの日本チームは、こんな試合ではすぐに浮き足立ってしまい、ぼろぼろになってしまうことがよくあった。しかし、このチームは、今のところ冷静さを失うことなく、また最後まで集中力を保ってやっている。

それを可能にしているのは、確かな技術力、スピードなのだが、これは普段Jリーグでもまれていることが大きいと思う。先発のかなり選手がレギュラークラスであることから、高いレベルの経験が生きているように思える。

もうひとつ言えるのは戦術理解度だ。ぼくは、このチームはオシム戦術をフル代表以上に忠実に実行しているのではないかと思う。すなわち、全員がよく走り、フォワードの守備の意識も高いし、両サイドバックからの攻撃も高い位置を保っている。

そして、何といってもファンタスティックなサッカーをやる。これまで戦った、スコットランドにしてもコスタリカにしても、攻撃はワンパターンで単純だ。力づくの攻めがほとんどだ。その点、わが日本チームは局面を一気に打開する創造性豊かなプレーができるので、見ていてもおもしろい。おそらく、カナダの観客も驚いているんじゃないかなあ。

ということで、これからがますます楽しみになってきた。

2007年07月14日

あらためて攻撃は最大の防御なり

アジアカップの予選リーグでUAEに3-1で快勝した。第一戦でカタールに引き分けたときはヤバイと思ったが、この勝利でほっとした。次のベトナム戦で勝ってすんなりと予選突破したいものだ。きのうの試合では、前半3点を入れたが、タイトルのかかった真剣勝負の国際試合でそこそこの相手に対して、こんな点の取り方は久しぶりなんじゃないかな。

まあ、何と言っても高原がほんと成長した。シュートが枠に行くのだ。身体的にも競り合いに強くなっているが、このシュート力がワールドクラスになってきた。それと、俊輔、堅剛、遠藤の3人のミッドフィルダーの役割がはっきりしてきたというか、特徴が生きるようになってきたと思う。俊輔はキラーパス狙い、堅剛はボール回しの起点、遠藤はバランサーの役回りだろう。

ところが、手放しでほめるわけにはいかないのが、後半に許した得点だ。せっかく3点もリードしているのに横綱相撲がとれないのかと言いたくなるが、実はここがスポーツの難しいところで、ずっと自分のペースで試合ができないのだ。海の波と一緒で寄せると思ったら引く、その逆もあって、結局全体として満ちているのか引き潮になっているのかで勝負がつく。

この、引いているときすなわち相手が押してきたときの対処のしかたが問題で、日本のチームはこんな時どうしても守りに入ろうとする。U-20W杯のチェコ戦もそうだが、勝っているときに守りに入ることで相手を勢いづかせることになる。それを避けるには、結局、攻め続けることしか手はないのだ。これはもう、精神力と経験がモノをいう。どの年代の日本代表ももう少しだ。

2007年07月18日

リアルタイガーマスク

リアルタイガーマスクを知っていますか?
16日のHERO'Sでアレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラと戦った勝村周一郎のことです。残念ながらKO負けでした。まあ、ぜんぜん歯が立たなかったといったほうがいいかもしれません。ノゲイラは所英男に負け、勝村周一郎は昨年その所を失神させているので、そういうマッチメークがされたかどうか分かりませんが、実際はノゲイラが一番強いのです。

何せ、修斗の王座を5年間守り続けたのだから半端じゃありません。勝村はその修斗でノゲイラの一階級下でチャンピオンでもなんでもないのだから実力差は分かると思います。おそらくテレビ局が仕掛けたのだと思う。昨年の大晦日のK-1ダイナマイトにも出場し、このときも相手がプロレスの永田裕志だったが、同じく1ラウンドであっさりKOだった。

ただ、その試合の前に鎌倉の養護施設の職員として、施設内で子どもたちと一緒に生活をし、子どもたちに格闘技を教えている姿が映し出された。これが、プロレスマンガのタイガーマスクと似ていることから、リアルタイガーマスクと名のっている。今回も同じような映像が出て、要するにテレビ的にはこういったストーリー性がほしいのだろう。

だからといって、勝村自身がそんなことを気にしないでチャンスと思って戦えばいいのだ。そういう意味では、負けはしたが、両試合とも果敢に攻めていたし好感がもてる試合運びだったのでよかった。

なぜ彼に肩入れするのかというと、実は、勝村周一郎のお母さんがぼくの高校のときの同級生なのだ。もう4,5年前に同窓会があって、そのときうちの息子は格闘技の選手だという話を聞いてから、注目していたのだが、まだその当時はマイナーで修斗の試合に出ているなあくらいにしか見てなかったのが、昨年末の大晦日に登場したときはびっくりした。

彼のお母さんは、高校時代は才色兼備でスポーツ万能の皆の憧れの子だった。でも子どもが格闘家になるように思えなかったが、親の運動神経は良かったので一流の選手になったのだろう。

これからも応援を続けていこうと思うが、今度はもう少し勝てそうな相手と試合してほしいなと思うが難しいのかな。

でも、あのHERO'Sというのは、血は流すは、失神するはで見ていて痛々しい。だから親として息子の試合を見ているのか、見ていないのか、見ていたらどんな気持ちなのか気になる。今度会うことになっているのでそこのところを直接聞いてみよっと。

2007年07月22日

よくやった!が

アジアカップの準々決勝であの因縁のオーストラリアをPK戦の上破った。個々の力では向こうの方が上であるが、戦術で勝っっていたようだ。ただ、割り引いて見なくてはいけないのがコンディションの差で、明らかにオーストラリアのコンディションは悪かったようだ。蒸し暑さへの慣れが日本と違っていた。まあ、それにしてもよくやった。

前回の準々決勝のヨルダン戦を思い出した。PK戦で俊輔とサントスが続けて外したとき、宮本エンドを変えるよう要求し、それがきっかけで逆転した、あの試合である。今回もあの試合と同様、川口の神がかり的なセーブで勝利。PK戦になったとき、オーストラリアのキーパーが194cmの長身で、あんなヤツがゴールに立ちはだかったら、入る気しないから負けちゃうのではないかと思ったが、よくみんな入れたよな。

試合の方は、早くて低いコーナーキックにまたしてもやられた。ベトナム戦の得点もオウンゴールだけど早くて低いボールの対処を誤った結果だ。むしろこうしたボールは日本がやるべきだと思うが、反対にやられてしまった。これからこの対策をしっかりやる必要があると思う。

すぐに、追いついたからいいようなもの、もしあのままずるずるいったら負けていた。高原様さまだ。その後、向こうが退場者を出して、ひとり減ったにもかかわらず攻め切れなかったのは、ちょっと反省する余地がある。しかも、コンディションが悪かったから、後半の後半や延長に入ってからの相手の運動量がめっきり落ち、足がつって動けない選手もいたのにである。

ぼくの見たところ、どうもずっと同じパターンの攻撃を続けていたことが問題ではないかと思う。すなわち、バックラインでボールをゆっくり回し、中盤でフリーになったらそこから前線にスルーパスを出して、ラストパスかシュートにもっていくというスタイルである。ところが、動けなくなった後半は、ゴール前に固まっているわけでこんなところに仕掛けても、空回りすることになる。

それよりも、もっと単純にクロスをどんどん上げてそのこぼれ玉をスピードのある選手が拾いまくるというほうが、相手もいやだったに違いない。ぼくの経験からも、疲れて、足がつりそうな時って、一回競り合うのはいいが、その後は動けないものだ。だから、波状的にゴール前にクロスを上げられるのはいやなのである。

だから、ここの臨機応変な対処があれば、90分で決着がついたのではないだろうか。自分たちのスタイルも大事だが、相手の状況で変えられる幅広い戦術理解度が大事だ。でもこれは欲かもしれない。こうした経験をつんでさらに強くなっていくのだろう。それを期待する。

2007年07月26日

ああ負けた!

アジアカップ準決勝で日本はサウジアラビアに2-3で負けた。昨日は東京に出掛けていて家に帰ったのが遅かったのでテレビを見れなかったので、試合の様子は知らないで結果だけでこれから書く。まあ、力が拮抗しているとこういうことになるのかなあと思う。

夕べも帰りがけに一緒に呑んでいた人に今日は2-0で日本が勝ちますからと言った。いろいろな状況が、日本有利になっていた。世界ランクは上、準決勝は優勝候補のオーストラリアに勝っている、サウジの中2日に対し中3日で休養十分、しかも移動もなくたっぷり練習もでき、という条件であったから、当然戦前の予想は日本有利である。ところが、そのまま戦前の予想どおりにはいかないのが、こうした大きな大会の常である。

試合内容をみていないで言うのも乱暴かもしれませんが、なぜ負けたのだろかと考えてみると、本当にほんのちょっとしたスキなのだろうと思う。油断なんて大げさではなく、ほんとほんとにわずかなスキが多くの選手にあったってことじゃないだろうか。オーストラリアに勝ったのだから、それより格下のサウジならだいじょうぶだ、これまでアジアカップの本大会で負けたことがないから今回も勝てるだろう、ふとこんな気持ちを抱いたはずだ。このちょっとしたスキが掛ける11になったら負ける。きっとチーム全体にふわっとした感じがあったのではないだろうか。

思い出すのは、ずっと昔ぼくが高校3年生のときの最後の高校総体サッカー神奈川県予選の準決勝で負けたことだ。ちょうど今頃だったのだが、いつも勝っている相手であり、当然決勝までいけるとみんなが思っていたのに、何となく負けてしまったのである。それが終わって、家に帰ってひとりで泣いたのを覚えている。それからもう間に合っこない受験勉強が始まっっていった。

こんなことを思い出しながら、スポーツで勝つということの難しさを痛感したのであります。

2007年07月29日

戦い方がまだ

アジアカップ3位決定戦で韓国にPK戦で負けた。その前のオーストラリア戦と同じだ。同じというのは、たまたまPK戦ではオーストラリアに勝ったが、韓国に負けたというだけで、内容的には同じであるということだ。

同じ失敗を繰り返している。相手がレッドカードで退場してひとり少ないにもかかわらず、攻めがどう人数のときと一緒のことをやっている。少なくなった相手は戦い方を変えてきているのに、こちらが対応できていない。当然彼らは守りを固めて逆襲だけ考え、PK戦になればOKという布陣になる。その攻めができない。前にも言ったようにシンプルに波状的に仕掛けることが求められるのに守備網の外側でパス回しばかりして、最後はゴール前の守備にひっかかるというパターンである。

だから、昨日の試合でレッドカードが出たとき(これは誤審だけど)、ヤバイと思った。あ、オーストラリア戦の二の舞だと思ったらその通りになってしまった。もし、退場にならずに同人数で戦っていたら勝っていたかもしれない。昨日の韓国勝利の立役者はあの審判だ。

確かに、韓国のチームは勝ったけど、今までの韓国チームに比べるとそんなに強いとは思えないし、迫力もなかった。今回のアジアカップで感じたことは、中東勢の身体能力の高さである。一発で切り裂く力強さがある。だから、一層韓国に迫力を感じなかったのかもしれない。日本も韓国と同じで攻めの迫力が乏しいのだ。

結局、今回の大会で分かったことは、日本代表はサッカーのやり方はできたが、戦い方がまだできていないような気がする。特に、トーナメントの一発勝負の何が何でも勝つという戦い方はこれからの課題だろう。

それにしても、実況したテレビ朝日のアナウンサーと解説の松木はひどい。アナウンサーは間違いが多いし、トンチンカンなことを言うし、松木にいたっては、ファウルの説明と背番号と名前を連呼し、いいですねえと言うだけで解説にもなんにもなっていない。U-20W杯決勝を放送したフジテレビの青島アナと風間さんの実況を見習ってほしい。

2007年08月09日

キミはバリー・ボンズを見たことがあるか

サンフランシスコ・ジャイアンツのバリー・ボンズがハンク・アーロンの持つ通産ホームラン数755本の大リーグ記録を塗り替えた。薬物使用疑惑があるので、いまいち盛り上がりに欠けるが、すごく偉大な記録である。

薬物使用疑惑について昔一緒の球団にいたこともあるロッテの監督のバレンタインが「昔はルールもちゃんとなかったので、どこまで許されて、どこまで違反なのか明確ではなかったのでしかたがない。投手だって、薬物を使用していたんだから、ボンズはそんな投手をも打ち砕いてきたのだから、薬物使用疑惑があっても立派な記録だ」というようなことを言っていたが、ははあやっぱり薬物使ってたな。

ところで、ぼくはかなり前になるが、サンフランシスコのパシフィックベルパーク(今はAT&Tパークという)で実際にボンズのプレーを見たことがある。その試合は、シカゴ・カブスとの一戦でカブスには、あのサミー・ソーサがいた。希代のホームランバッターが二人揃った試合にいたなんて幸せ者です。残念ながら、二人ともホームランを打たなかったが、今もそのバッターボックスに立っている姿が目に浮かぶ。

実はこの野球見物には面白い話があって、あまり大きな声では言えないのだがもうずいぶん前だからいいだろう。サンフランシスコには遊びに行ったわけではなく仕事で3日くらい滞在していたのだが、仕事も一段落して時間がとれたので急遽野球でも見に行こうとなった。

それで、インターネットでチケットを買おうとしたが全てSoldOutなのだ。じゃ、球場の売り場で直接買おうということで出かけた。ところが、球場の売り場も売り切れである。試合はもう始まっているような時間だから、売り切れはあたりまえかもしれない。しかたなしに、しばらく、周りを歩いたり、ショップを見て回ったりしたが、とりあえずゲートに行ってみようとなった。

そうしたら何とゲートが開いているのだ。いや、正確に言うとゲートを開けておじさんが見張っているだけなのだ。向こうの人は、けっこう早い回に帰ってしまう人もいて、そういう人たちがそこから出てくる。しばらく見ているとゲートが広いのでおじさんは見ているようで見ていないことがわかった。

さてどうしたか。仲間3人とこりゃ知らん顔して入ろうと相談がまとまり、意を決して滑り込んだのであります。その後は自由だから、空いている席に座ってポップコーンを片手にビールで“打て打てボンズ”とやったわけです。これはここだけの秘伝「メジャーリーグをタダで見る方法」です。

2007年08月26日

チョー便利な追っかけ再生

いよいよ昨日から大阪世界陸上が始まった。世界のトップアスリートが集まるこの大会は見ていて面白い。世界最高峰の試合はどんなスポーツでも見ごたえがある。特に陸上は単純なだけわかりやすい。誤審もなければ頭突きもないので後味もよい。

今回の大会は夜遅くまでやっているんですね。昨日なんか、朝7時から夜11時くらいまでやっていた。そうなると、見るのも大変だ。それに、お目当ての競技が何時から始まるかもよくわからないから、ついだらだらと見てしまう。

ところが、この世界陸上を見るのにうってつけの見方があった。DVDレコーダーの追っかけ再生機能を使うのだ。そんなのジョーシキと言われるかもしれないが、ぼくにとってはちょっとした発見だったのだ。

とりあえず、番組表から全部選んで録画しておく、そして、適当に時間が取れたら、最初から再生してみる。もちろん、競技と競技の間の時間はスキップするわけで、そうすると再生が録画にだんだん近づいて、最後は「再生が録画に追いつきました」と出る。そしたら、再生を一旦停止してナマのほうを見るという繰り返しである。

陸上競技の正味時間はすごく短いので、この方法は非常に効率的だ。翌日じっくり見るなんてことより、ライブにより近い時間感覚でみるのがよろしい。

てなわけで、夏の終わりの楽しみが増えたようです。

2007年09月03日

世界陸上が終わった

大阪で行なわれていた世界陸上が終わった。日本のメダルは結局、最終日の女子マラソンで土佐礼子が獲った銅メダルだけであった。そのせいなのか、観客の入りもいまいちのようで、盛り上がりに欠けた感じであった。で、今回はけっこうテレビを見ていたので、世界陸上に関して、気づいたことを何点か記すことにする。

まず、種目が男女同じようになってあらためて驚いた。ぼくらの感覚では、女子に3000m障害、ハンマー投げ、棒高跳び、三段跳びがあるのがなじまない。もう、男子だけにあって女子にはない種目はなくなったようだ。ただし、若干違いがあるものもある。110m障害と100m障害、十種競技と七種競技である。しかし種目は同じだから、男女の差がなくなったことがわかる。

日本人が弱い。為末だとか末続、朝原、それから長距離陣なんかの単純に走る競技はもう太刀打ちできないんじゃないかな。大阪だから「ナンバ走り」が効を奏するかと思ったが無理だった。だから、技術が要る種目(リレーとか)とがまんを競うマラソンでしかいい成績が残せない。

もう身体能力でまいったという選手がたまに外国の選手に出てくる。今回は、男子走り高跳びで優勝したバハマのドナルド・トーマスだ。この選手、1年半前まではなんとバスケットボールの選手だったのだ。遊びで跳んだらいきなり2m14cmをクリアしたというから驚きだ。だから、決してきれいではないフォームで、天性のバネだけで跳んでしまうのである。

そこでひらめいたのだ。日本の野球選手にやり投げをやらせるのはいかがでしょうか。甲子園で鉄砲肩の選手をスカウトしてやり投げ選手にするのがいい。

まあ、今大会でぼくのなかで最も印象に残った選手は、男女ともアメリカの選手で、男子は400m金メダリストのジェレミー・ウォリナーと女子は200mとリレー2種目の三冠となったアリソン・フェリックスである。このふたり、無茶苦茶強いし格好いい。男女ともこんなセクシーな陸上選手を見たのは始めてだ。ロシアや東欧でかわいい選手はいるけれどセクシーな躍動美はこのふたりにかなわない。

そのロシアだが、この国の男はどうしたのだろうか。メダルのほとんどが女子だ。かかあ殿下の国のようだ。

最後に、マラソン団体戦の話。日本はマラソンの団体で男子が金メダルで女子が銅メダルと報道されているが、最初に書いたように日本のメダル獲得数は土佐礼子の一つだけなんですね。そうなんです、マラソンの団体のメダルはカウントされないのです。ただ、表彰式もちゃんとやって、メダルも同じものをもらえるそうです。

ここでぼくは変な気分になるのですが、団体戦というのは上位3人の時間の合計で順位を決めていくわけで、参加したのが5人だと下位二人は非常に微妙な立場になる。この二人は、何にも成績に寄与していないのにメダルがもらえるわけで、おもはゆい気持ちになるのではないでしょうか。そういえば、下位二人の表情がどことなく。

やっと、世界陸上の終わりとともに暑い夏も去っていった。

2007年09月24日

気になるなでしこジャパンの横断幕

17日に杭州で行われた女子ワールドカップ(W杯)のドイツ戦で日本は残念ながら0-2で敗れ、決勝トーナメント進出はならなかったが、その試合のあとで、観客席前で整列し、「ARIGATO 謝謝 CHINA」と書かれた横断幕を広げ深々とおじぎした。

この行為がいま中国国内で物議をかもし出しているらしい。「勇気に感動した。見習うべきだ」と称賛する声と「過去の侵略を認めない日本の宣伝活動に感動するなど中国の恥だ」と反発する声が交錯、メディアも巻き込んだ論争に発展しているのだそうだ。

またぞろ、この中国人の大人気ない反応はいかがなものだろうか。来年は北京オリンピックがあることだし、もう少し大人になってもらわないと困ったものだ。だいいち、観客のマナーがぜんぜんよくなっていないじゃないか。以前問題になったアジア選手権のときからよくなっていないと思われる。なぜスポーツの試合でそんなに日本に対して敵愾心をもつのだろうか。少なくとも、一方的なブーイングだけはやめてくれと言いたい。

ところで、ぼくはこの横断幕の騒動はともかく、なぜあのように横断幕を掲げたのかのほうが気になる。これまでもあまり見たこともない光景だったので一瞬変だなと思ったものだ。ところが、その伏線みたいなできごとがあったのを思い出した。

それは、試合の中継でフジテレビの青島アナが、明らかに日本に不利な応援や試合とは関係ないところでウエーブが起きたりとマナーの悪さがテレビを見ているだけのぼくらにもわかるのに、「中国の観客はサッカーがよくわかっている」とか「いいプレーには拍手してくれる」とかあたかも公平な観戦態度であるがごとくアナウンスしていたのだ。聞いたとき非常に奇異に感じて、どうしてこう観客をかばうようなことを言うのか不思議だった。

それがあって、試合後の横断幕なのだ。なぜか、中国に媚びているなと思ったのはぼくだけだろうか。おそらく、横断幕を掲げさせたのはフジテレビだと思うが、フジテレビは何か中国に借りがあるんじゃないかと疑ってしまう。さて、この論争いったいどうなるののだろうか。

2007年10月04日

相撲協会のアナクロニズム

ついに相撲協会が時津風親方を解雇するようだ。ええー、解雇できたんだ。それならもっとはやく事情聴取もし、相撲協会としてどう対処すべきかをきちんと決めるべきであった。てっきりどこかの総理大臣じゃないが、本人が辞めると言わなきゃ辞めさせられないものとばかり思っていた。理事長だって、この問題は親方にまかせてありますからとか言って逃げていたからなおさらそう思っていた。

ところが、全然違うのがわかった。要するに、会社と同じなのだ。理事長が社長で、親方が事業部長というわけだ。となると、今どき事業部の不詳事をそこの事業部長にまかせてありますから知りませんなんていう社長がどこにいますか。もう全く時代おくれもいいとこで何もわかっていない。

今回のしごきにしたって、昔からやってきたことを続けたのだろうが、入門してくる子どもの考え方や生活態度などは確実に変わっているわけで、そこに昔流のやりかたを当てはめたって通じるわけがない。このずれを誰もわからないことにより痛ましい結果に至ってしまった。

これはもう相撲界、相撲協会全体の問題であって時津風部屋だけの問題に矮小化してはいけない。朝青龍問題も含めて、なぜこんなことになってしまったのか。それは、ぼくはその閉鎖性にあると思う。北の湖理事長をはじめ協会の幹部、あるいは親方はみな元相撲取りなのだ。

このひとたちの多くは、中学を出ると新弟子となり相撲のことしかやっていないのではないだろうか。もちろん、なかには勉強もし、世間のことをよく知った子もいるだろう。また、大学を出てから入ってくる子もいるから、一概には言えないかもしれないが、相対的には一般の人たちにくらべると学問をしていないだろうし、社会的な常識に欠けているように思える。

だから、相撲協会がここでやらなくてはいけないことは、外部の血を入れることである。協会にもビジネスをした人だとかをスタッフとして入れるのと、それぞれの部屋にも相撲とは無縁だったひとにマネージメントさせるだとか、外に向かって開放しないと同じような不詳事は続くだろう。企業だって、いまや社外取締役を置いたり、外部コンサルに診断してもらったりしているわけだから、絶対にそうすべきだ。

2007年10月12日

カメとチキンじゃ勝てない

あまり書きたくもないが、予想通り亀田大毅が内藤大助に完敗した。プロレスまがいのパフォーマンスで思わず笑ってしまった。

何が敗因かって、そりゃハートと技術がないっていう当たり前のこと。ベタ足で左のフックしか打てないボクサーがチャンピオンになれるわけがない。

それよりもなによりも、あのカメのように頭を抱えてちゃどうしようもない。ありゃ恐がっているだけで攻撃の姿勢になっていない。ボクシングで攻めなけりゃ勝てるわけがない。

ボクシングではなくても、オシムがしつこく言っているようにリスクを冒してでも攻めなくては勝負には勝てないのだ。アウェイの試合じゃあるまいし、打たれまいとするだけで、こいつ勝つ気があるのかと叫んでしまう。結局、気が小さいということが露呈した。チキンハートだったてこと。

あの親父にしても恐い顔をしているけど小心ものじゃないのかな。「肉を切らせて骨を切る」ことも教えなくていけないが無理だね。

あまり書きたくないが、予想通りTBSが提灯放送をし