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2014年12月 アーカイブ

2014年12月 6日

映画鑑賞記2014年12月6日

サバティカル宣言をしたおかげで時間があるのでDVDを観る機会が増えた。そんな作品の最近の鑑賞記です。昔見逃した評価の高いものとか賞をとったような作品を拾っているのでみな星の数が多くなっています。当たり前ですが、質の高い映画を観るとやはり映画っていいなあと思います。

レナードの朝
実話に基づく作品で、慢性神経病患者専門の病院に赴任した医師と患者たちの交流を描いている。パーキンソン病の新薬を投与すると患者が生気を取戻す事に気が付き、患者は何十年ぶりに機能を回復するがその効き目が薄れていく。ほんの一瞬だがまともな生活を体験するという世界をレナードという人物を中心に描かれる。これをロバート・デ・ニーロが好演。
☆☆☆☆
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リトル・ミス・サンシャイン
美少女コンテストで優勝することを夢見ている少女とその家族の物語。家族は、両親と兄と祖父、そして伯父だが、それぞれが様々な悩みを抱えていて、いってみればバラバラな家族である。そんな家族がおんぼろ車でコンテストに出かけることで絆が深まっていくロードブービーである。ユーモアもあって感動する。主演の少女がとても可愛い。
☆☆☆☆★
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ニューシネマ・パラダイス
もう映画関係者は誰でも泣くだろう。イタリアのシチリア島で少年と映写技師の交流から始まる。そして、少年は島を離れて著名な映画監督になった。そこにその映写技師が死んだことが知らされて何十年かぶりにシチリア島に戻ると過去のことが蘇ってくるのだ。なんとも切ない情景にぼくも自分を重ねてしまって涙が出た。ジュゼッペ・トルナトーレ監督の傑作だ。
☆☆☆☆★
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セント・オブ・ウーマン〜夢の香り〜
人生に絶望した退役軍人と苦学生の高校生の数日間の交流を描いた作品である。何と言ってもアル・パチーノの瞬きしない演技は見ものだ。第65回アカデミー賞&第50回ゴールデングローブ賞で主戦男優賞を受賞したのもうなづける。いつの時代も、どこの国でも高潔さは尊い。これも喪失と再生だ。
☆☆☆☆
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ライフ・イズ・ビューティフル
ロベルト・ベニーニ監督の傑作だ。また、彼自身も主演していてそのユーモア溢れる存在感が抜群である。ナチの強制収容所に収監された家族の物語であるが、ゲームに見立てた息子とのやりとりがすばらしい。カンヌ映画祭やアカデミー賞などを受賞している。
☆☆☆☆★
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リトルダンサー
イギリス北部の炭鉱のまちでひとりの少年がバレエ・ダンサーを目指す物語である。イギリスなら普通はサッカー選手にあこがれるし、この映画では親がボクシングを習わすのだが隣で練習している女の子たちのバレエに夢中になるというおもしろい設定だ。2000人の中からオーディションで選ばれたという主演のジェイミー・ベルのダンスと演技がすばらしい。
☆☆☆☆★
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シコふんじゃった。
ご存知周防正行の脚本・監督の作品。題名の通り廃部寸前の大学相撲部にひょんなことから入ることになった大学生が奮闘する。その後の周防監督の作品を見ればわかるように、コミカルでテンポがよい展開で、そうしたなかでも綿密な調査によるうんちくが散りばめられているので見ていて楽しくなる。
☆☆☆☆
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ラブアクチュアリー 
「アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜」で非常に感心したリチャード・カーティスの最初の監督作品である。イギリス首相からはじまって様々な何と19人の男女が登場する。だから、シーンがめまぐるしく変わるのでついていくのが大変なのだが、意外とわかりやすく演習の妙味を感じる。こんなしゃれた映画を作れるイギリス映画は好きだなあ。日本の「すべては君に逢えたから」も似ているのだが雲泥の差ですね。
☆☆☆☆★
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地中海式人生のレシピ
毎度言うのだが映画の受けるパターンに男2人と女1人の絡みがある。この映画もそのパターンなのだが、女がシェフで男が店の支配人と経営者という組み合わせなのだが、一緒に暮らしてしまうのである。料理のシーンなどが出てきて楽しいし、何と言ってもあの明るさはうらやましい。地中海というのはそういうところなのだろうか。
☆☆☆★
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2014年12月 7日

ガンバ大阪J1制覇

ガンバ大阪がJIで9年ぶりの優勝をはたす。まずはおめでとう。しかし、Jリーグはどうしてこうして最終節までもつれこむのだろうか。きのうは、ガンバ大阪、浦和レッズ、鹿島アントラーズの3チームに優勝の可能性が残されていた。ガンバが勝てば文句なしに決まりなのだが、負けるか引き分けで浦和が勝てば浦和で、ガンバ大阪と浦和の両チームが勝てないで鹿島が2点差以上で勝つと鹿島が優勝という、まれに見る混戦となった。

それぞれの対戦相手が、ガンバが徳島、浦和が名古屋、鹿島が鳥栖という組み合わせでこれだと最下位でJ2降格が決定している徳島と当たるガンバが断然有利と見られたが、簡単にそうはいかないのがサッカーである。3戦同時に始まったが、前半終わった時点で、ガンバがゼロゼロ、浦和が1点リード、鹿島1点リードされるという展開。このまま終わると浦和が優勝である。

ところが、ガンバはそのままスコアレスドローで終わったのだが、浦和がなんと名古屋に逆転されてしまった。ということで浦和の試合終了が遅かったのでガンバが試合が終わっても優勝はわからなかった。数分後に決まり歓喜の声をあげたのである。まさか、徳島にこれだけ苦戦するとは予想できなかったので、ひょっとすると浦和に優勝をさらわれるかもしれないと思っていただろう。

それにしても、浦和の勝負弱さはどういうことだ。前々節でガンバに勝つか引き分ければ優勝という試合で負け、その次の鳥栖戦でも勝てばよかったのに終了間際にコーナーキックから同点弾を叩きこまれ、一気に不利な状況に追い込まれてしまった。もうこれは冷静さを失っていたと言わざるをえない。鳥栖戦のロスタイムでの失点もなぜボールキープをちゃんとして試合を終わらせられなかったのか。

このチームはどうもプレッシャーのかからない試合を勝ち進んでいるときはすばらしいのだがひとたび緊張を強いられると、熱いサポーターの影響もあってか過度に張り切ってそれが空回りする。これは経験のなさからくる未成熟さだろうと思うのだが、選手のキャラも多少関係するのではないだろうか。槙野と森脇のあの張り切りボーイズのカラーがそのままチームカラーになっているようにも思える。

逆にガンバは遠藤、今野の円熟味が最後に来て威力を発揮したと思う。ただ、それでも昨日の徳島戦ではパワープレーが多く焦りが出ていた。やはりJ1で優勝するのはなまやさしいことではないのだろう。さてガンバは天皇杯を取ると三冠を達成するが、昇格してすぐでしかも春先は降格圏内だったことを考えるととんでもないことだ。

まあ、それだけチーム力が拮抗していておもしろい反面、だからこそACLでは勝てない。他国は抜きん出たチームが毎回出てくるが日本は色々なチームがでてくるからかここのところ勝てないのはいたしかゆしというところだ。ACLでは、ガンバ、浦和、それと3番目のチームがまだ決まっていないが3チームはぜひがんばって優勝してほしい。
  

2014年12月14日

ガンバ3冠!

昨日例年と違って元旦の国立競技場ではなく、横浜の日産スタジアムで行われた天皇杯の決勝でガンバ大阪がモンテディオ山形を3−1で下し、リーグ、ナビスコカップに続く優勝をなしとげ3冠を達成した。2000年の鹿島以来だ。それにしても、J1に昇格した年に3冠とは恐れいった。ただ、J2に降格した1年があったから今があるとも言える。おそらく、J2でチームを一回リセットしたことがよかったのではないだろうか。

J2の山形が昇格プレーオフで奇跡の勝ち上がりを見せて波に乗っていることもあり、どこまでJリーグ王者に迫れるかが焦点であったが、やはり壁は厚かった。立ち上がりは、山形のプレスが効いて押し気味に試合を進めるが、ガンバは決してあわてず、予想したこともあったと思うが落ちついて対応する。

そんな時は一瞬のカウンターをくらって失点というシーンがよく見られるが、案の定開始4分という早い段階でそのシーンが飛び出す。パトリックが頭で落としたボールに反応した宇佐美が胸トラップから即座にシュートすると山形のGK山岸が前にはじいたところに再び走りこんだ宇佐美がゴール左隅に決める。

宇佐美の切り込みは素晴らしかったが山岸のセービングもちょっと遅れて感じで、そのために目の前にボールをはじいてしまった。最近はGKが注目されている。現にJ1昇格プレーオフで磐田戦のロスタイムにコーナーキックをGKの山岸のヘディングシュートで勝った試合が話題になった。ただ、こんなことはめったにないので、実際のゴールキーピングのことになると、いまGKに要求されるのは俊敏性である。

そして、ドイツのノイヤーや浦和の西川に代表されるように11人目のフィールドプレーヤーといっても過言ではない。だから厳しいことを言うと宇佐美の先取点はGKが防がねばならない点であった。まあ、そうはいってもガンバのパトリックと宇佐美の連携プレーを褒めなくてはいけないだろう。非常に息のあったコンビネーションで、たしかにガンバ躍進の原動力である。

とくに注目は宇佐美の成長である。昨日も1アシスト2得点と全得点にからむ活躍である。何がよくなったのかというとゴールを狙う積極性だろう。いつもシュートを打とうという姿勢があり、遠くでも角度があっても打っていく。シュートを打てば何かが起こるのだ。象徴的なのが3点目でミドルで打ったのだが相手の足に当たってコースが変わり入ってしまった。こうしたプレーは他の日本選手にはない良さなのである。

さらに精神的な面でも成長していて、それは非常にプレーに自信があふれていることである。その結果として思い切りの良さが出ていて、それがパトリックとの相性もあって好調を維持していると思う。アギーレも昨日の試合を見ていたが、きっと宇佐美の評価があがったことだろう。期待したい。
  

2014年12月24日

読書録 (20141224)

サバティカル宣言をしたからといって本を読むのをやめたわけではない。ただ、従来のような路線から少し離れた視線でみている。この年末に次男が今の会社をやめて戻ってくるので、新たな事業を考えていることもあって、地方の再生とか店舗経営とかいったものを読んでいる。もちろんそれだけではないが、読書量は減ったと思う。その中から短評を加えて記録しておく。

・「豊かな地域」はどこがちがうのか(根本祐二著 ちくま新書)
今、地方の創生とかいったフレーズが賑わっているが、地方の衰退はいま始まったことではなくずっと以前からあって、衰退していく地域とその逆に再生していく地域とが出てきている。その成長している「豊かな地域にスポットを当てている。

採り上げられた地域は三重県津市白山町、千葉県木更津、八千代市、新宿歌舞伎町、大分県豊後高田市、長野県下條村、北海道夕張市など出である。それぞれがパターンが違っていて、資源発掘、地域内競争、安全再生、商店街再生、地域経営、民から官へといったものである。

ただ、この本で分析に使っているのが「コーホート図」というもので年代別人口増減図である。これは確かにおもしろいのであるが、どうも再生後の結果としてどう人口が変化したかを示している結果論である。本当に知りたいのは、人口増減の特徴を掴んでその結果から再生プランをどう立てるのかというアプローチのしかたなのでちょっと拍子抜けした。

「豊かな地域」はどこがちがうのか―地域間競争の時代 (ちくま新書)
根本 祐二
筑摩書房 (2013-01-09)
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・湘南C-X物語 (菅孝能・長瀬光市著 有隣新書)

以前このブログでもふれたが、いまぼくの住んでいる地域の都市開発計画が進んでいて、その計画について見直すように陳情している。要するに、この計画そのものが20年もまえに考えられたようなものだから、従来型の開発プランなのである。つまり、大型商業施設と高層マンションが主体のものである。

しかし、巷間言われているように地方はもうこれ以上発展するというのも難しいことや、歴史的な資産もある土地を単純な経済性だけで計画してもいいのだろうかということがある。そんな議論を盛んにしているときに参考になるのが、辻堂の工場跡地開発の実績である。ご存知のように現在辻堂駅に直結した「湘南テラスモール」を中心にして新しい街(湘南C-X(シークロス))づくりが行われた。

そうしたプロジェクトをどのように進めて言ったのかを記録した本である。著者は都市デザイナーと藤沢市の職員だった方である。まあ、我々のケースとは違う面もあるので同じようにはできないが、参考になるのが市民目線で行政がリーダーシップを発揮して進めたことだろう。だから、こちら鎌倉の行政が心細いのを強く感じたのである。

湘南C―X物語 -新しいまちづくりの試み (有隣新書74)
菅 孝能 長瀬 光市
有隣堂
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・儲かるお店の「すごい!」見せ方 (高橋芳文著 PHPビジネス新書)
店舗づくりの指南書で、看板、店舗の入り口、レイアウト、POP、チラシなどでお客さんをいかに店に導き、商品を買ってもらうかが書いてある。うちの会社もこの12月から空き店舗を保有することになったので少し勉強がてらに読んでみたのであるが、まあ常識的な話が多くて「すごい」とは感じることができなかった。

儲かるお店の「すごい!」見せ方 (PHPビジネス新書)
高橋 芳文
PHP研究所
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・「買いたい!」のスイッチを押す方法 (小阪裕司著 角川ONEテーマ21)
この本も店舗経営に関してのものだが、こちらの方は参考になった。単純なマーケティングの話ではなく「人の購買行動を創り出すマーケティング」についてである。これを脳科学的なアプローチで語られるのでおもしろかった。

この事について3つのトピックから成っていて、人が買い物をする心と行動のメカニズムはどうなっているのか、つぎにお客さんの購買行動を創りだすにはどうしたらよいのか、そして3つ目が顧客を育成し、自らを磨くことが大切であるということである。ただ、それが簡単に身につくわけではなく「情報をインプットすること」と「最善の一手をアウトプットすること」を何度も何度も繰り返すことだという。このことで直感回路が磨かれ、それと共感回路を合わせて対応することが重要なのだという。確かにそうだと"共感"。

「買いたい!」のスイッチを押す方法  消費者の心と行動を読み解く (角川oneテーマ21)
小阪 裕司
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・2回以上、起業して成功している人たちのセオリー (博報堂ブランドデザイン著 アスキー新書)

実は、30歳になる次男坊が今の会社をやめてうちの会社にはいることになった。ただ、今の事業を手伝うということも多少はあるのだが、基本的には新しい彼らしいというか自分の考えた事業を起こすというのがこれからやることになる。だから、ぼくは再び"親子で起業"モードに入って来たというわけである。

そんな時に起業家たちの足跡というか行動特性のようなものを知っておくのはいいことだと思ってこの本を手にする。ここに登場するのは、二度三度と複数回の起業を成し遂げる「連続起業家」が登場する。そうした彼らの行動や考え方を抽出してその共通点をさぐることでセオリーを見つけようというものである。その筋では有名な人達が紹介されていますが、いちいち書くわけにはいかないので結論的に8つのセオリーを紹介しておく。

セオリー1:市場調査を信じない
セオリー2:事業計画にこだわらない
セオリー3:キャリアーを積み重ねない
セオリー4:度胸で勝負しない
セオリー5:運がいいと信じている
セオリー6:「なにを」より「だれと」
セオリー7:「弱みに徹する」
セオリー8:「競合」より「協業」

これを見てどう思いますか。ぼくは親子でということはありますが、いちおう起業した身にとっては激しく同意しますね。このあたりは経験に照らしあせて別途詳述したいと思います。

2回以上、起業して成功している人たちのセオリー (アスキー新書)
KADOKAWA / アスキー・メディアワークス (2013-08-10)
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2014年12月28日

再び親子で起業

長男と二人で起業したのが2006年の9月だった。あれから8年が過ぎて9年目に突入している。最初の頃はこれでやっていけるのかとずいぶん心配もしたし、多くの苦労をした。今は「ボケて」という収益源ができて一応起業に成功したと言ってもいいかもしれない。

ところが、この年末いっぱいで次男のほうがいまの会社をやめてワディットに入ってくることになった。いま30歳になるのだが、名の知れた大きな会社で働いていたのでそのままずっとやっていくのかた思いきや違った道を行くことにしたという。ぼくらの年代のものにとってはせっかく安定した職についたのだから、定年まで全うするのもだとばかり思うのだが、いまの若い子はちょっと違った考え方をする。

どうも終身雇用という世界の危うさを感じているようで、大きな会社でぬくぬくといることがリスクであるというのだ。確かに、昨今の世の中では潰れそうもない大きな会社が危機に陥ったり、ダイエーのように消えてしまうなんていう例もある。あのソニーだってモタモタしていて信じられないほどのていたらくだ。

つまり、上から命令されたことを大過なくやり通せば安定した生活が確保できるということがどうもそうはいかないぞという時代になったのである。ということは逆に万が一破綻とか人員整理などで会社外に放り出されてときどうするのか、ほかの会社でも生きていけるのかという問題を考えざるを得ないのだ。

そんな時代で必要なことはスキルを身につけることだろう。それも、その会社だけで通用するという特有なものではなく一般に通用するものだ。これは別に理系の技術だけではなく文系についても同様である。いまや、経営だってスキルのある専門家がやる時代だろう。

次男坊はそういった危機感からまずは会社から離れてフリーランス的な動きをしたいのだという。やめると言った時に面白い話があって、やめてどうするのかというので兄貴と父親がやっている会社に入ると言ったら、上司が真剣に心配してくれて、曰く「家業を継ぐのはいいが、兄弟でやるのはあまりよくなんじゃないの。骨肉の争いみたいなことがあるから」と。

おそらく悪気があって言ったわけではなく従来の事業継承みたいな捉え方だとそんな言葉が出てくるのだろう。ところがうちの会社は全くそんなことはなくて個人個人で自由に動き回るわけで、何かプロジェクトを起こすとすると外部の人のネットワークから人を選んでチームを組むというのが基本だから、固定的な会社組織とは様相がぜんぜん違う。

だから逆に、上から仕事が降ってくるわけでもないので自分で考えて創りだしていかなくてはいけないし、自分の存在価値もアピールしなくてはいけない。これはかなりきついことなのである。すなわち、どこでも通用するようなスキルがなければできないことなのだ。チームの一員として求められるスキルを具備していないと結局何もできない。

次男はそれが今すぐできるわけではもちろんないので、ある程度の研修期間と実習の場を作ってやって、5年後くらいにはちゃんとした事業を創出せよと言っている。さてどうなることやらということなのだが、いまのところモチベーションだけは非常に高くなっているので期待したいと思う。

2014年12月30日

今年を振り返る

いよいよ今年も残すところあと1日となりました。毎回言うのですがこれは備忘録でもあるので私的なことも含めて残しておきたいと思います。今年はぼくにとって怒涛の1年でもありました。前半は悪いことが重なり、その反対に後半になって良いことが重なるという浮き沈みの激しい年でした。来年はきっと良いことが待っていると期待しつつ振り返ってみます。

【1月】
・新年のスタートはいつものように老人ホームに入っている母親に挨拶することからで、今年は弟家族と一緒になる。弟の様子も普通でそのあとに大変なことが待っているということに全く気が付かなかった。
・ばあちゃんの挨拶の後はヨメさんの弟家族4人と会食。横浜のホテルで近況を話ながら食事を楽しむ。この方式が恒例になった。

【2月】
・大雪に2回も見舞われ雪かきで汗を流す。うちは山の上なので外に出ることができなくなるのでおとなしくしている。
・今年も東スポ映画祭の授賞式に参加。プロジェクトで支援している会社のIT担当の女性を誘う。生の松田龍平をみてうっとりしていた。
・弟からがんの疑いがあるので検査するとの相談を受ける。のどに食べたものがつかえるような感じで食も細くなったという状態だ。

【3月】
・弟の検査の結果、食道がんと判明。それもかなり進行しているとのこと。手術もできないのでとりあえず抗癌剤で治療することにして入院する。
・ところが、最初の抗癌剤の投与が終わり自宅に帰ろうとした前日に誤嚥による窒息で亡くなってしまった。あまりに急なことだったので高校生の長男を連れて病院に駆けつけたが死に目にはあえなかった。
・17日に死亡したが、ちょうどお彼岸だったので通夜が23日、告別式が24日となった。母親に伝えて式に出てもらうが信じられないようでこれが非常につらかった。
・ その悲しみが消えない26日にぼくの高校、大学のサッカー仲間である友人が亡くなった。彼はがんが見つかってから闘病4年で直前までサッカーをしていたすごい精神力の持ち主だったがついに病魔に負けてしまった。

【4月】
・ 弟がやっていた書店・文具店を継続するのはきついので閉店することにする。そこから、閉店セールを始めて10日くらいで全部の商品を売り切った。最後は無料で持っていってもらった。ほとほと疲れはてた。
・ そんな最中に何年ぶりかで結婚披露パーティに招待される。昔ある勉強会で一緒になった若者が結婚することになって呼んでくれたのだ。原宿のおしゃれな場所で落ち着かないおじさんでした。
・ ここまできて仕事のことが書いてない。やっていなかったわけではなく、「デザイン経営実践研究会」や「VCPCワークショップ」「企業間連携プロセス」「BPM協会コモンセンス部会」などの活動は続いていた。

【5月】
・ 仕事以外でも地元の活動にも参画していて、JR大船工場跡地利用に関して「洲崎陣出の杜の会」というのに入っている。市長、副市長を表敬訪問する。
・ VCPCセミナーで「BPMアプローチによるITシステム構築研究WG」の報告。
・ なでしこジャパンが来年カナダで行われるワールドカップ出場を決める。アジアカップも初優勝を飾る。

【6月】
・ ブラジルワールドカップ開幕。期待していたが初戦コートジボアール戦で負け、次にギリシャに引き分けたが、三戦目のコロンビアで惨敗を喫し脆くも予選リーグで1勝もできず敗退する。
・ 社長が横浜から中目黒に引っ越す。来年結婚することになっている彼女と一緒に住むことになる。住みたい街の第三位かなんかなのでとても良いところである。もちろん家賃も高いが二人でシェアするという。
・ また小学校の恩師と会食したが、特別ゲストとしてその先生の前任の先生を招待した。その先生は結婚して子供が生まれるということで一学期が終わって退職してしまったのだ。そのことをずっと気にかけていたといって何十年ぶりかに皆に謝れてよかったと語った。感動的であった。

【7月】
・ ITRの創立20周年パーティに招待されていたので出席する。内山悟志さんが始めた会社だがぼくがITに関係することになった時期と重なっている。お世話になったし勉強にもなったので内山さんには感謝である。
・ 恒例の日本BPM協会主催の「BPMフォーラム」に参加する。だんだん、入場者が増えてきているので喜ばしいことだ。
・ 「洲崎陣出の杜の会」主催の「鎌倉・深沢地区大規模開発予定地見学ツアー」を開催する。多くの人が参加してくれて成功裏に終わる。
・ ブラジルワールドカップはドイツの優勝で幕。
・ 「鎌倉の寺社122を逆さまに歩く」を始める。ところが4回までいって腰痛のため中断。

【8月】
・ お盆の最中に何十年ぶりかでヨメさんと二人だけで鎌倉プリンスホテルでデート。ところが、珍しいことをしたからか腰痛がひどくなる。
・ 毎年行っている妙長寺のお施餓鬼にやっと行ったのだが、もうそれから歩行が困難になる。痛み止めを飲んで予定をやっとの思いでこなすがついに外出もできなくなる。
・ 月末のYAPC::Asia2014は下の息子に助けてもらって参加するがもう限界。

【9月】
・ いくつかの進行中のプロジェクトも迷惑がかかるので降りることにする。ほんと申し訳ない思いでいっぱいである。
・ 以後はサバティカル宣言をして仕事やこのブログも含めて休止宣言をする。情けない。
・ 整形外科に行ってレントゲンやMRIで診断してもらうと、「変形性脊椎症」→「脊柱管狭窄症」→「椎間板ヘルニア」→「坐骨神経痛」とのこと。原因は加齢だと言われる。

【10月】
・整形外科に通院するも治療としては鎮痛剤と血流をよくする薬を飲むくらいしかない。だからなかなか直ってこないので、ネットで見つけたAKA--博田法
というのを試すことにする。要するに仙腸関節をリセットすることで直すもので、ちょっと遠いのだが通院を始める。
・ その結果少しずつではあるがよくなっている。理屈が合っているので信用できそうだ。ただし、徒手でやるのですごい高い技術が必要なので先生が少ないという問題があるのであまり知られていない。


【11月】
・ 腰痛が良化したので大事な社長の婚約者の両親との顔合わせ会も無事済ますことができた。結納といった形態はとらず、それぞれの両親と二人を合わせた6人で会食という形である。打ち解けたは雰囲気で安心した。結婚式は来年である。
・ 30歳になる次男が今の会社を辞めると言い出した。多少僕が誘ったような面もあるが、やめてワディットで働くことに決める。
・ 次男は今大阪で一人暮らしをしているが帰ってきたらぼくの母親の家の二階に住むことにして、いまぼくが使っている事務室を彼に引き渡し、新たに奥にある広縁にぼくの事務室を作った。
・ そんな準備をしなくてはいけないので腰の痛みを我慢しながら作業を行う。

【12月】
・ 「洲崎陣出の会」で出していた陳情書が議会で可決される。主旨は現在の計画は従来型の大型商業施設や高層マンションといったものなので、鎌倉・深沢ならではの街づくりをしてほしいので現計画を一旦白紙に戻してくれというものだ。この陳情が可決するのは難しいと思っていたが、いろいろな努力の結果通ってしまった。ただ、大事なのはこれからで、具体的な代替案も提示していかなくてはいけない。
・ 次男が12月末をもって退職した。26日が最終出勤日で29日に引っ越しを行った。いよいよ親子三人のワディットが動き出す。どんなことができるのか、期待と不安があるのだがここはポジティブに楽しくやろうと思っている。さて、来年はどんな年になるのだろうか。
   

2014年12月31日

1年のまとめ(2014年)

大晦日恒例のこの1年のまとめを書いておこうと思う。昨日の記事にもあるように今年は酷い前半と希望のもてる後半という1年でしたが、「シネマと書店とスタジアム」について総括を書いてみます。
 

【映画】
今年観た映画は、DVDも含めて、89本でした。(ちなみに昨年85本)そのうち、劇場で観た新作映画は40本でした。相変わらず目標の50本超えができませんねえ。(映画友達のS君は105本でした)
ぼくの選んだベストテンはつぎのとおりです。
1. そこのみにて光輝く
2. ぼくたちの家族
3. 御手洗薫の愛と死
4. WOOD JOB!(ウッジョブ)〜神去なあなあ日常
5. ジャッジ
6. 舞妓はレディ
7. 紙の月
8. 蜩ノ記
9. 晴天の霹靂
10. 小野寺の弟、小野寺の姉
 

また、今年の映画の賞をぼくなりにノミネートしたので披露します。
 作品賞    そこのみて光り輝く/ぼくたちの家族
 監督賞    呉美保(そこのみて光り輝く)、小泉堯史/蜩ノ記)
 主演男優賞  妻夫木聡(ジャッジ、僕達の家族)/染谷将太(WOOD JPB!、寄生獣)
 主演女優賞  吉行和子(御手洗薫の愛と死)/宮沢りえ(紙の月)
 助演男優賞  伊藤英明(WOOD JOB!)/池松壮亮(ぼくたちの家族、紙の月)
 助演女優賞  富司純子(舞妓はレディ、トワイライトささらさや)/原田美枝子(ぼくたちの家族、蜩ノ記)
 外国作品賞  アバウト・タイム/ミリオンラー・アーム
  

【本】
この1年で読んだ本は38冊でした。(昨年は52冊だったのでずいぶん減ってしまいました。腰痛のせいで読む気分が削がれたためです)これまではビジ ネス本が多かったのですが、今年は減って経済、歴史、社会などの実用本が多くなっています。どうしても新書が多く、小説類は少ない。さてその中から特に印象に残った本を選んで みた。
 

・「資本主義という謎」(水野和夫、大澤真幸著 NHK出版新書)
・「歴史をつかむ技法」(山本博文著 新潮新書)
・「正義の偽装」(佐伯啓思著 新潮新書)
・「クラウドからAIへ」(小林雅一著 朝日新書)
・「脳には妙なクセがある」(池谷裕二著 扶桑社新書)
・「来るべき民主主義」(國分功一郎著 幻冬舎新書)
・「商店街再生の罠」(久繁哲之介著 ちくま新書)
・「会社を変える分析の力」(河本薫著 講談社現代新書)
・「なぜローカル経済から日本は甦るのか」(冨山和彦著 PHP新書)
・「2回以上、起業して成功している人たちのセオリー」 (博報堂ブランドデザイン著 アスキー新書)
  

【スポーツ】
今年はソチで行われた冬季オリンピックがあり、日本中が浅田真央のフリーの演技に感動しましたが、ぼく的には葛西選手の銀メダルですね。41歳でつかんだメダルは称賛ですね。

そのあとはベトナムで開かれた女子サッカーの来年行われるカナダのW杯のアジア予選を兼ねたアジアカップですね。なでしこジャパンは見事優勝してW杯出場の切符を手にする。本大会ではぜひ2連覇を達成してほしいと思います。でも。メンバーが前回とほとんど変わっていないということがちょっと気になしますね。

さて、男子の方はブラジルワールドカップが開幕です。ぼくの高校の時の恩師が企画したこの大会の観戦ツアーに誘われていたのだが種々の事情で行けなかったのでテレビで観戦です。戦前の希望的観測では予選リーグ突破もできるとはしゃいでいましたが、結果は1勝もできずあえなく敗退する。

「自分たちのサッカーができなかった」という感想が虚しく聞こえましたね。まず、自分たちのサッカーとはなんぞやから始まって、世界の強豪に対して自分たちのサッカーがすんなり出来るなんてありえないわけで甘い事を言うなみたいな論争がありました。世界のレベルは思った以上に上にあったということを痛感したのではないでしょうか。もっと柔軟な戦い方ができないと決勝トーナメントを戦えないだろう。

ワールドカップを終えて、ザッケローニが去り、アギーレが代表監督に就任した。最初は新鮮なメンバーを抜擢してみせたが結局は遠藤、今野、長谷部らのメンバー入りでザックジャパンと代わり映えしないと言われている。年明けにはオーストラリアでAFCがあるが、アギーレの八百長問題で集中力が削がれているのが心配だ。ぜひ女子に続いて優勝してほしい。
サッカー以外ではなんといってもテニスの錦織圭だろう。「もう勝てない選手はいない」という言葉からも成長した姿と自信が読み取れる。来年は4大大会で優勝カップ差し上げる姿をみたいものだ。

みなさん1年間お疲れ様でした。それでは良いお年を!
  

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