« 蜩ノ記 | メイン | 日常点描2014.11.4 »

まほろ駅前狂騒曲

2011年に「まほろ駅前多田便利軒」が公開されてその続編である「まほろ駅前狂騒曲」を観る。おなじみの多田啓介(瑛太)と行天春彦(松田龍平)のコンビである。シリーズ化されたようだ。原作が三浦しをんのベストセラー小説で監督が大森立嗣、共演がまたおなじみの連中で、ヤクザの星(高良健吾)、飯島(新井浩文)、まほろ署の早坂刑事(岸部一徳)、行天の元妻凪子(本上まなみ)、多田が思いを寄せる亜沙子(真木よう子)、近所の変な人達の岡(麿赤兒)、山田(大森南朋)、シンちゃん(松尾スズキ)である。

今回のストーリーは、二つの軸があって、ひとつは行天の会ったことこない凪子との間で生まれた娘が転がり込むことと、もうひとつはHHFAと名乗る怪しげな団体とヤクザの絡み、そしてその教団の代表小林(永瀬正敏)と行天の関係が登場する。相変わらず頼みを断れない二人がトラブルに巻き込まれるという設定である。

前作もそうだが、多田と行天のふたりの違うキャラクターが非常に噛み合っていい感じなのだ。この魅力的な組み合わせは人気が出るのも頷ける。それと主役を張れる瑛太、松田、高良、永瀬、大森が共演しているのだから映画ファンとしてはうれしくなる。ただ、二人の掛け合いとかユーモアはいいのだが、今回はストーリーがちと飛びすぎたようだ。HHFAとかいう家庭と食品協会が元は「天の声教団」という話とか、岡さんをはじめとした年寄り連中がバスジャックするとか、あまりにも現実離れしている。

原作にどうあるのかどうかしらないが、なにこの展開という戸惑いが各所で見られる。ありえないことが偶然とは呼べないほど出てくるのだ。老人がバスジャック、そのバスに小林と行天が乗り合わす、さらにシンちゃんもいて、拳銃を残しバスから降りてしまう。その拳銃を子供が発射する。ちょっとやり過ぎて荒唐無稽だと思いませんか。

便利屋さんという設定が非常におもしろいし、それはけっこう日常的な部分でのかかわり合いが多いはずなので、そういうテーマで作って欲しい。おそらく、先ずは多田と行天のキャラクターを定着させ認知させるということに重点があるように思うので三作目からを期待しよう。

☆☆☆★
  
まほろ駅前.jpg

About

2014年10月31日 11:49に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「蜩ノ記」です。

次の投稿は「日常点描2014.11.4」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type