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自滅する新聞

あまり新聞を読まなくなった。それでも、朝食を食べながらひと通りの記事を流し読みする。テレビのCMじゃないが、詳しくはネットでという感じではある。夕刊は読まない。それにしても、新聞を情報サービスの媒体と見たときの限界を感じることが多くなった。

つまらないことだが、新聞には休肝日、あ間違い、休刊日というのがあるが、テレビもラジオも放送をやめることはないし、コンビニが休むこともない。それなのに年に何回も配達されない日がある。しかも、どの新聞も一斉にだ。うちのばあちゃんは耳が遠くなったせいで、テレビより新聞が何よりの楽しみなのだが、休刊日の日には手持ち無沙汰でいつも嘆いている。顧客を無視したサービスっておかしくないですか。

広告が増えたと思いませんか。なので今朝意地悪く、どのくらい広告があるのか調べてみた。今採っているのは朝日新聞なのだが、朝刊では全部で40面の紙面がある。そのうち、広告のない紙面はどのくらいあると思いますか。たった3面です。逆に、全面広告は何と16面あるのです。4割が全面広告とは驚きますね。残りの21の紙面にも何らかの広告が2、3割のスペースをとっています。ですから、新聞の60%近くが広告で占めていることになっているのです。おいおいどうなってるんだ。

記事にしても、通信社の配信記事をそのまま載せていたり、両論併記といいながら偏向していたり、想定読者がどこなのかもはっきりしないとか、何かもうつまらなくなっている。その象徴みたいな記事が最近見られた。「けいざい深話」という経済面の記事なのだがそのサブタイトルで「東芝のサプライズ人事」というのがあった。現社長が副会長になって、現会長が元部下を後釜の社長に据えたというような内容で、会長と社長の確執を取材したものだが、これにもあきれかえってしまった。

会社のお家騒動といってもたかが人事のことで、一般の人に全く関係ないし、影響もない、そんなことに興味を持っている人はほんのわずかである。だれがサプライズするのだろうか。経営方針が変わったとか、業績がどうなるのかとかいったことは記事にする価値はあるが、仲が悪いとか、意見が食い違ったとか、経団連の会長の椅子がどうのこうのとかどうでもいい話である。何が"深い"話なのだ。

ということで、これじゃあどんどんネットにやられてしまう。別にネットが攻勢をかけているわけでもないのに、オウンゴールの連発で自滅しそうである。
  


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2013年4月29日 11:29に投稿されたエントリーのページです。

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