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ネットの双方向性

インターネット選挙が解禁になった。そこでぼくが個人的に課題と思うのは、なりすましとかもあるが双方向性をどうやって活用するのかがある。選挙では候補者と有権者という関係ができるのだが、基本的に1対nのような関係になる。候補者一人に対して多くの有権者が関係することになる。こうした関係性は、SNSではよくあるパターンである。

TwitterやFacebookは大はやりではあるが、ぼくは積極的なユーザではない。その理由は、自分が有名人でフォロワーがいっぱいいるのだったら楽しいだろうが、ただ単に有名人のフォローをしたところで、ファンクラブの一員になったようで、人気者以外はあまり面白くないと思ってしまう。まあ、ひねくれものだからかもしれないが、双方向といいながら実際のところは片方向であるような気がする。だから選挙運動にはいいツールであると思うのである。自分の主張を浸透させるのに絶好だ。幟を立てて自転車出回ったってどれだけの人と交われるかといったらしれてるわけで、そう言う意味でうまく利用すれば強力なツールになる。

ただ、表現力の乏しい、発信力の弱い連中はきついだろう。表情やあうんの呼吸なんてものはネットにはないので、言葉の力だけだから大変だ。しかし、これからの時代は、そうした暗黙のそして事前の理解がないところでどれだけ自己表現で相手を説得するスキルが重要になるわけだから、大いにやってもらったらいいと思う。もちろん、いろいろな問題は出てくると思うが、乗り越えて進めるべきだと思う。

一方その逆に、双方向性のなさにより起こる問題もある。これは実際に経験したことなのだが、クレジットカードの利用明細がネットで見てくれとなったことによる問題である。あるクレジット会社が、これまでは毎月利用明細書という形ではがきが届いていた。ところがあるとき、ネット上に置いておくから、自分で見に来て管理してくれとなったのである。

その結果どうなったかというと、いちいちサイトを立ち上げてログインしてというのが面倒くさいのでほったらかすことになる。そして、2ヶ月後に自動的に銀行から引き落とされることになるが、明細を見ていないので正しいのかどうかもわからない。結果、不正使用されていても気がつくのが遅れることになる。

ネットで一方的にデータを置かれて、さあ見てくれだから双方向でもないのである。まだ、はがきで送ってきて、それを定期的に確認するというのは双方向的である。要するに、こうなってますよと知らせてきて、はい分かりました、銀行にお金入れて置きますといった、直接言葉を交わさないにしてもコミュニケーションがあったのである。それがいまや、つながりが非常に希薄になってしまっている。彼らは便利になったでしょうとか言っているかもしれないが、コスト削減になったかもしれないがサービスは低下している。何かはき違えていやしないだろうか。

こうして考えるとどうもネットの世界の双方向性というのは幻想であるような気がする。そりゃあ、コメントを言い合っているじゃないかと言われそうだが、それってメールでしょ。Facebookでいいねボタンを押すのも双方向とはいいがたいし、Twitterにしても一般の人は観戦者ですよね。ということで、かなり個人的なやぶにら発言でした。

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2013年4月27日 11:18に投稿されたエントリーのページです。

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