昨日、東京国立競技場で行われたサッカー・ロンドン五輪男子アジア最終予選で日本代表が、シリア代表に2-1で勝利、これで3連勝の勝ち点9となりC組首位に立った。正直、シリアは強かった。でも勝てたことは五輪出場におおきく前進した。前戦のバーレーン戦ではアウエーでありながら安定した戦いをしていたが、今回はドロー寸前で勝ち越すという勝負強さを発揮した。
この試合でも前半は両チーム拮抗した戦いで、前半終了直前に先制点を入れる。ショートコーナーから扇原がゴール前にクロスを上げるとディフェンス浜田が頭でかすめてゴール。コーナーでワンクッション入れることで相手がボールウオッチャーになったところにうまく飛び込んだ1点で、バーレーン戦と同じような展開となる。
こうなると、問題は2点目がどうなるかである。日本が追加点をあげるか、相手が同点にするかである。ところが、後半30分の得点はシリアで追いつかれてしまう。相手の10番のアルスマはでかくていい選手だ。この選手にやられた。まあ、DF二人がかぶってしまったし、ボールがちょうどいいところにこぼれたという不運もあったが、前への突進力はたいしたものだ。
こうして振り出しに戻されるとずるずると行ってしまうというのがこれまでの日本チームだったが、後半も残り少なくなった41分に左サイド比嘉から絶妙のセンタリングに大津がダイビングヘッドを決め突き放す。縦へ仕掛けた比嘉も頭で行った大津もすばらしかった。勝負強さを見せて瞬間であった。
いやー、それにしても良かった。ホームで勝ち点を取れないと苦しくなるから勝ち点3は上出来だ。次はアウエーのシリア戦であるがここで負けない試合ができるかである。昨日のような試合がアウエーでもできればいいのだが。ディフェンスが安定してきたし、中盤での扇原の展開力、比嘉と酒井のサイドアタック、大迫のポストプレー、山田のパサーではない動きが持ち味のトップ下、大津の決定力といった良さが生かせればである。
ただ、シリアの力はあなどれない。組織的なプレーもするし、ツートップは脅威であり、きたないファウルもしないし、いいチームである。さあ、たくましくなったU-22日本代表よ、来年2月5日の決戦を死に物狂いで戦ってこい。
