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ITエンジニアの育ち方(5)

研修の進め方

さて、だいぶ前置きがながくなったが、実践的な研修の進め方についてみていきましょう。だいたいの進行は次のようなことになります。

1.問題の発掘・認知し課題を設定する
2.その課題に対する解決の方向性を探る
3.ビジネスの構造を考える
4.プロセス志向とはどういうことかを学ぶ
5.ビジネスモデルとビジネスプロセスの関係を知る
6.ビジネスプロセスを構造化してみる
7.業務プロセスの設計作法を身につける
8.実習(ビジネスモデルービジネスプロセスー業務プロセス設計)
9.プレゼンテーション(自分で設計したビジネスモデル、プロセスを説明する)
10.自分たちの役割と使命を確認する

こうした研修のポイントは、最初のところでも書いたように、覚えることではなく自分の頭で考えることであり、実際に設計したり、それを発表して、理解してもらえるかといった実践的なものであることです。

このように業務プロセスを設計できて、ユーザに向かってこんなプロセスにしましょうという提案ができるというのは、これからのITエンジニアのもつべき重要なスキルでしょうう。それを、研修をとおして実地にやるわけなので実践的と言っているのです。

ところで、もうひとつの狙いがあります。ここでの効果は実務的なスキルの習得をあげていますが、実はもっと一般的なスキル、ビジネスパーソンとして持つべき基本スキルの習得もしようじゃないかということです。それはどんなもかというと、「「日本で最も人材を育成する会社」のテキスト」(酒井穣著 光文社新書)に出てくる技術スキル、対人スキル、概念化スキルという3つのスキルのことである。

技術スキルというのは、特定の業務を遂行するのに必要な知識や技術で、対人スキルとは、ときに衝突することがあっても、長期的に他人とうまくやっていくことができる力です。3つ目の概念化スキルは、あまり言われないのですが実は重要なスキルだと考えています。

そのスキルとは、複雑な物事をシンプルに理解する力で、カオスに思える物事の中に何らかのルールや共通項を見出すスキルです。日本人があまり得意ではないことではないでしょうか。しかし、業務システムなどを考える上では必須の能力です。

こうした、一般的なスキルもこの研修で身につけることができたらいいなあと思っています。さて、これから、アジェンダに従って個別に内容を議論していくことにしましょう。

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2010年10月26日 10:58に投稿されたエントリーのページです。

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