サマーウォーズ
ぼくは、アニメーションは全くと言っていいほど観ない。大人になってから観たのは「宇宙戦艦ヤマト」と「となりのトトロ」くらいかもしれない。別に確固たる理由があるわけではないのだが、何となく生身の人間ではない絵空事感がなじまないのかもしれない。似たような理由でSFもあまり観ない。
ところが、けっこう評判がよいという情報がはいってきていたので、まあ観てもいいかな程度の軽い気持ちで観た。「サマーウォーズ」である。これがおもしろかった。もう、見入ってしまい、何と恥ずかしながら涙をポロリと落としたのである。
この作品、どうも口コミで広まったようだ。そういう作品は見応えのあるものである。監督が「時をかける少女」の細田守で、作品のテーマは田舎の大家族とデジタル世代の対比である。このコントラストが生きている。
長野県上田にある旧家のおばあさんの90歳の誕生日を祝うために、一族郎党が集まる。そのなかに高校生の孫娘の即席のボーイフレンドとして招かれた男子高校生が主人公である。この子は数学オリンピックの日本代表になりそこなったという数学の天才という設定である。
そして、その夏のある日に、いまや誰もが利用しているOZネットというシステムのアカウントが誰かの仕業で盗まれてしまい一大パニックを引き起こす。それに向かって、そこの家の子どもと一緒にそのアカウントを取り戻すのだが、それはストリートファイターの世界なのである。
実は、その悪さをしたアバターを作ったのが、ばあちゃんの旦那が妾に産ませた子だったというすごい展開になる。ちょっと話がそれるが、そのシーンで、ぼくは悪いことをするものを作ったわけではなく、それができる技術だけを考えただけである。その技術を悪事に使ったのは別の人間だ。というセリフがあるが、デジタル技術も持つ恐さの一端が出ていた。あのウィニーのことと同じである。
さて、こうして大騒動になり、ばあちゃんも死んでしまうわけだが、最後はこの大家族が一致団結してこの難事を乗り越えるというアナログ仕立てになるが、そういえばこうしてデジタル世代もアナログ世代もいがみ合うことなく仲良くやっていくというのがこれからの時代を生きぬく知恵なのだろう。
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なんだか
世のため人のため
マジで呆れた
たーてーたーてーそんなのやーだー
今の時代だからこそ

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