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柔道で勝って、JUDOで負けた

日本の柔道はこんなに強かったんだっけと思わせる世界柔道2010・東京大会である。テレビはあまり見ないのだが、スポーツ中継となるとつい見てしまう。どうして、こんなに金メダルをとれるのだろうか。一昨日は、男子66キロ級の森下純平、女子48キロ級の浅見八瑠奈、女子52キロ級の西田優香の3人が金メダルで、昨日も男女無差別級で上川大樹と杉本美香が優勝した。

しかも、日本人同士の決勝戦も少なくない。やはり、地元日本での開催ということと出場選手数が多いことがこうしたメダルラッシュになっていると思う。日本は選手層が厚いからこういうことになる。それと、代表一人ではないのでプレッシャーが分散するので気楽にやれたことが大きい。オリンピックでも同じようにやれよと思うがそれはちがうようだ。

ところで、ぼくが注目したのは以前からのファンである女子52キロ級の中村美里選手である。前回の世界大会で金メダルをとって、今回はディフェンディングチャンピオンとして望んだ今大会であったが、残念ながら決勝で同じ日本人の西田優香選手に僅差の判定で敗れた。

この選手が好きなのは、その姿勢や試合態度である。何といっても試合中にほとんど道着が乱れないことである。普通の選手は道着が帯からはだけてひらひらさせて戦っている。しかも待てで再立会のときでも直さないでひらひらのまま組み合う。

ところが、中村選手は再立会では必ず相手より早く戻り、帯の中に道着をきちんとしまうのである。なんと気持ちいいのだ。道着が乱れないのは、姿勢のよさから来ているのだと思う。しかも、試合中に表情を変えないのだ。女の子に言うのも何なのだが、どこか古武士然とした風格がある。

一昨日の西田選手との決勝戦でもその堂々たる戦い方は絶対に勝ったと思った。しかし、判定は逆だったのだ。一見、かけ逃げと思われるようなワザを繰り出す西田選手に戸惑ったふうであったが、そのワザの数が勝敗を分けたのだろうか。

柔道もレスリングまがいのタックルが禁止になったのはよいことだが手数だけではない評価もあってもいいように思う。だから、中村選手は武道としての“柔道”では勝っていたが、スポーツとしての“JUDO”では負けたということなのだろう。
  

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コメント (1)

yutangc:

柔道も剣道も、「礼に始まり礼に終わる」ですから。「直すのは相手に対しての礼儀」だと思います。そう言う意味では、直さない選手が居た事はちょっと残念。

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2010年09月14日 10:28に投稿されたエントリーのページです。

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