昨日は、新橋のビアホール「ビアライゼ‘98」でうまーいビールで暑気払い。数年前のBPMオフ会で一緒になって、それからぼくが主宰したBPP研究会にも参加してくれたM君が連れて行ってくれた。
このビアホールは知る人ぞ知る店で、入ると10人ほど座れるカウンターがあって、あとテーブル席がけっこうあって広いがすぐにお客さんで埋まるとのこと。昨日は予約は一杯だったので早めに行って席をとることにする。運よくカウンター席を確保する。
まずは、アサヒ生ビールで乾杯。キリンやサッポロのビアホールは多いがアサヒは少ないらしい。カウンターに座って前を見るとパネルが飾ってある。二人の人物の写真が載っている。一人が、新井徳司氏でもう一人が今目の前でビールを注いでいる松尾光平氏である。
新井徳司氏というのは、銀座にあった「灘コロンビア」という変わった名前のビアホールでビール注ぎの名人と言われた人である。この人の注いだビールを飲むとビール観が変わると言われたくらいだ。松尾さんはその唯一の愛弟子なのである。
この話は実はカウンターで隣に座っていたおじさんに教わったのである。なぜ「灘コロンビア」と言ったのかとか、新井氏はぜんぜん酒が飲めなかったとか、入江元侍従長に鍛えられたとかのおもしろ話も聞く。このおじさん77歳だというのに、ここにくるとビールを10杯飲んでいくらしい。そして、目の前でその名人松尾さんが注いでいるのを見ながら解説してくれる。
たかがビールだからどう注ごうがたいして変わりはないだろうと思ってたら全然違う。だから自然と10杯飲んでしまうのだというのである。苦くない、ほどよい泡立ちでうまさを逃がさない、そんな極上のビールとなるのである。その秘訣の一端をカウンター越しで見ることができる。一回注いで立った泡をナイフで掬いとり、再び注ぐ2度注ぎである。そして、意外と大事なのはコップの洗い方なのだという。
結局、ぼくもアサヒ生ビール3杯、黒ビール、隅田川ヴァイツェン(これは珍しく小麦の麦芽をつかっている)の5杯を飲んでしまった。たしかにすうっと入っていくからどんどん進んでいく。つまみは有名なメンチカツも頼んで十分堪能し、大満足の夜であった。
そうそう、M君との会話も楽しく、ぼくの興味と似たところがあって、映画とサッカー、さらにTwitterの話題で盛り上がる。もちろん、ITの話にも及び問題意識とかやるべき方向など共有できているので有意義な情報交換ができた。再会を約して新橋駅SL前で別れる。