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ビジネスモデルを実装する-まとめ

このシリーズも勢いよく始めた割には尻すぼみ感は否めないのですが、いちおうまとめのようなものを書こうと思います。もともとの主題は、ビジネスモデルとはどういうもので、それを実行するための業務プロセスはどうあるべきかといったことでした。それをある程度の類型化あるいは形式化することができるかどうかであった。

結果的には、ビジネスモデルの構成や業務プロセスのどこにそれを表現するのかといったことは何とかできたと思うのだが、具体的なフォーマティングはむずかしかった。やはり、事例ごとの個別の積み重ねがそれを可能にしてくれるように思います。

さて、最後にもともとボトムアップ指向できているので、ビジネスモデルありきでアプローチしていたのですが、ビジネスモデリングというのはどうしたらいいのだろうかということをかじったのでそのことについて書く。

業務プロセスモデリングもそうなのだが、多くのひとがおっしゃっているのはごく表面的であったり、かなり抽象度の高いお話ばかりで、実際に本当に具体的に設計するやり方は教えてくれない。ここができてこそ工学的なアプローチと言えるのである。

もう一度、ビジネスモデルの構成をおさらいすると、“どこの誰にどんな価値をどの経営資源を使ってどのように供給しどうやって儲けるか”です。このビジネスモデルの各要素を定義するためのチェックポイントを考えてみた。

どこの誰にというのは、顧客・市場のことで、やるべきことは市場セグメンテーションとセグメントの評価である。市場を細分化するために利用すべき変数は、「コトラ―のマーケティング入門」によれば、地理的変数、人口動態変数、サイコグラフィック変数(社会階層、ライフスタイル、性格など)、行動上の変数(使用機会、ベネフィット、使用者のタイプなど)になります。

そして、セグメントの評価をその規模と成長性、構造的な魅力、企業の目的と経営資源から評価します。このように上記の変数を勘案して顧客・市場の絞りこみをおこない、評価して「どこの誰に」を定義していくことになります。

次にどんな価値をになりますが、これも「コトラ―のマーケティング入門」に従うとポジショニングニングのところになりますが、価値をおくところとして、製品属性や、ベネフィットに基づき、また使用される機会、競合製品との関係において決めていくとなっていますしかし、もうすこしシンプルに、価値を商材そのものに埋め込むのか、その供給のプロセスに置くのかくらいでいいと思います。

さて、価値という場合、何をもって価値というかがあります。それは競争優位点があるのかどうかがわかりやすいと思います。つまり、競合他社との差別化です。その競争優位点、すなわち差異は、比較優位性、特異性、新規性になると考えています。

どのような経営資源と言うことでは、使えるリソースにはどんなものがあるかを考えます。いわゆる、ヒト、モノ、カネ、情報となりますが、そこにネットワークというのを加えてみたらどうでしょうか。現代は、グローバル規模の人や会社、組織との関係性が財産となっているように思います。

どのように提供するかは、業務プロセスとなります。この辺はさんざん議論してきたところです。そして、忘れてはいけないのがルールマネジメントです。プロセスとルールをセットでみていくというのが重要なことになります。

そして、最後のどうやって儲けるかは、商流モデルで、商品の流れとお金の流れを出し手と受け手の関係で示したものになります。

このようにしてモデリングされたビジネスを効率的に円滑に実行させるためにビジネスモデルの各要素を埋め込んだビジネスプロセスを回していくことになります。ここで重要なことは、ビジネスモデルとビジネスプロセスの一貫性と連動性です。これができてこそ、ビジネスの貢献するプロセスとなるのです。

そのために、ビジネスプロセスは、顧客接点モデル、価値供給プロセスモデル、経営資源組合せモデル、コントロール&オペレーションモデル、そして商流モデルという要素から構成されている必要があるのです。おわり。
 


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2010年07月27日 10:57に投稿されたエントリーのページです。

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