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生命保険のカラクリ

ぼくはもう10年くらい前に生命保険に入るのやめた。たしか勤め出してすぐに職場に生保のおねえさんがプレゼントを持って毎日やって来て、入れ入れと勧められ、周りのだれかが入るとつられて入ってしまった。だから、25年くらい保険料を払い続けていた。

たぶん月額2万円くらいだったと思うが、そうだとすると25年でトータル600万円くらい払い込んでいる。その保険を使ったこともなく、やめた時に100万円くらいもらった。なぜやめたかというと、生命保険って何のためにあるのだろうと考えだしたからである。

全くの惰性で払い続けていたが、もう子供たちもほぼ一人前になってきて、ぼくが死んでも保険金なしでも平気だなあと思った瞬間にばからしくなった。何も考えずに600万円の買い物をしたわけだ。どうもおかしいなあと思ったがあとの祭りである。

いま「アゴラ」というネットのブログコミュニティで岩瀬大輔さんが“ネット生保立ち上げ秘話”というのを連載していて、いつも読んでいるのだが、その岩瀬大輔さんが書いた「生命保険のカラクリ」(文春新書)を読む。

もう生命保険から抜けたからそんな本を読む必要がないかもしれないが、ネットベンチャーを立ち上げたことや、規制業種にどうやって参入したのかとか、そもそも生命保険そのものなどを知りたくなったという動機から手にした。けっこう、目からうろこ的で面白かった。

本でも、ぼくが感じたことと同じことを言っていて、要するに大きな買い物をするのにほとんど何も考えずに買ってしまっていることや、保険商品の中身が複雑でよく分からないので外交員のおねえさんの言うとおりになってしまっていると指摘している。

そもそも保険商品の機能にはどんなものがあるのか知っていますか。3つの機能しかないんですね。いざという時に残された家族のための所得保障(死亡保障)、病気やケガによる入院・手術のための保障(医療保障)、将来に備えるため(貯蓄・年金)なのです。

なるほど、そうだとしたら、貯蓄・年金は別の商品もあるし何も生命保険でなくてもいいわけです。また医療費は健康保険で賄えない場合に保険を適用するわけですが、知らない人も多いのですが、実はぼくも妻の入院のときに使った高額医療制度というのがあって、それはある限度額を超えると払い戻されるというもので、一般の人だと月額80,100円が上限になっているのです。

そうだとすると、差額ベッド代だとかは別とすれば保険を使う機会はあまりないのです。だから、死んだ時の保障だけを考えれば十分なように思うわけで、それも初めに言ったように若い時、すなわち子どもが小さくて働き手が倒れたらその所得を保障してくれるのが入るべき保険であろう。

これだけでも、ずいぶんとだまされていたように感じる。結局、保険会社はわざと複雑にして、そしてやたら特約をつけて保険料を釣り上げているモデルなのである。もうこんなカラクリでやれる時代ではないだろう。世界のセイホも大変な時代を迎えているようだ。
  

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コメント (1)

とても参考になりました。
また勉強に来たいと思います。
ありがとうございます。

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2010年06月08日 11:53に投稿されたエントリーのページです。

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