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業務システムの再定義-まとめ(15)

成長するオペレーションの重要性を認識する-その1

さて、今回からは最後のテーマであるオペレーションについてです。ここで「成長するオペレーションの重要性を認識する」という表現にしたのは意味があることなのです。ではその“成長する”ということを考えてみましょう。

その前に、業務システムのライフサイクルのようなことをみると、最初はこんな仕組みを作りたいという要求定義のところから入って、それを設計し、開発していくわけですが、よくあるのは、ここで止まってしまうことです。作って終わりということです。

作る人と使う人が違うからといえばそうなのですが、大事なのは両者がお互いの領域に入り込むことが必要です。(究極は使う人が全部自分でやってしまうことですが)すなわち、ユーザは設計や開発にも加わること、ベンダーは業務運用まで考えた設計・開発を行うことでしょう。

ここでは、誤解をおそれず言うと、作ることより、使う方が重要であると言っているのです。そして、システムというのは、当然のように使ってみて効果を出すことで価値があるわけですが、実際問題として、使ってからでないと分からないことがあるので最初から完璧なものはできません。

ということで、使いながら、運用しながら改修、改良しながらより良いものにしていくという精神が大切になってきます。言いかえれば、現代は非常に外部環境の変化が激しいから、そうせざるを得ないとも言えるのです。

そうしたことができる業務システムを志向しなくてはいけないし、たえず学習し、成長していくための仕組みと仕掛けをどうするのかが大きな課題となります。

そして、何よりも基本的にやらなければいけないこととして、オペレーションプラットフォームという場を提供することです。サイモンにしてもバーナードにしても、個人の合理性には限界があるから、企業活動は組織的行動であるべきだと言っている。

ということは、複数の人間が協働してより良い意思決定を行うことができるプラットフォームこそが、これから必要となるシステムなのではないでしょうか。動けばいい、正しい計算をしてくれればいい、きれいに帳票を出してくれればいいということではないということがお分かりになったと思います。

次回から、この協働(コラボレーション)する仕組みと実際にそれをどうオペレーションしていくのか、さらに学習と成長という仕掛けを施していくのかについてみていきます。

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2010年03月31日 10:48に投稿されたエントリーのページです。

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