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今度は愛妻家

年末から年始にかけての邦画の封切りが少なく、あまりいい作品がラインナップされないように思う。これはどうも各種映画祭の選考がこの時期に集中するので、いま公開しても1年後くらいに評価されるので、鮮度が落ちてしまうからではないだろうか。

ですから、2月くらいからやっと出てくる。そんな作品の「今度は愛妻家」を観る。監督が行定勲で主演が豊川悦司と薬師丸ひろ子である。この作品はストーリーを言うとネタバレになるので多くは語れないが、感動的な物語で良質の作品に仕上がっている。

トヨエツはカメラマンなのだが、仕事もしないでぶらぶらしているダメ亭主を、薬師丸ひろ子はその夫を支えるしっかりものでかわいい妻を演じる。この夫婦を演じる二人が素晴らしいのである。タイトルからもわかるように、最初、夫は妻の尽くし方を素直にありがとうと言えなくて、偽悪的にふるまう。

ところが、そのありがたみや本当は感謝しているのにそれが言えない自分を取り戻すわけだが、どうしてそうなるかを言うと最初に言ったようにネタバレになるのでここまでなのだが、言えないということは、そのカラクリを知ったら感激するということなのである。

この二人と薬師丸ひろ子演じるさくらの父親でオカマの役の石橋蓮司が絡むシーンはすごくおもしろいし、そのオカマが男と女の間を取り持つ狂言回し風でいい感じだった。そして、薬師丸ひろ子のかわいらしさが秀逸であり、トヨエツのダメぶりもよかった。

ただ、これで終わったかなあと思えるシーンからかなり引っ張るので、感動のピークを一旦過ぎてしまい、だらだらしてしまったのはもったいなかった。一気にたたみかけて終わらせればよかったのにと思った。

しかし、こうしたある種の乾いた夫婦の姿をしゃれた感じで撮る映画は好きですね。ハリウッドの映画なんかにもありそうで、それこそヒュー・グラントあたりがダメ夫を演じそうだが、邦画でもこの手の映画がでてきて、しかも結構お客さんも入っているようでいいんじゃないですか。
  

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2010年2月10日 11:22に投稿されたエントリーのページです。

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