「CHEチェ 28歳の革命」に続く「チェ 39歳 別れの手紙」を観る。前作は、カストロと一緒に成就したキューバ革命を描いているが、この作品はその後のゲバラを追ったものである。
活動の場所は南米ボリビアである。そこで、革命運動を指揮する姿を撮った映画である。ゲバラのゲリラ戦術は山の中に入り込み、少人数で奇襲を仕掛けるというもので、そのとき農民を味方にして、戦闘を展開するのである。このゲリラ戦というのをぼくらは新鮮なことばとして聞いた記憶がある。
ただ、この戦法もその当時のボリビアでは、農民の参画もなく孤立していき、捕えられて銃殺されてしまう。キューバで成功を収め、一躍世界の寵児になったのだから、キューバで安穏と暮らせばいいのに、やはり根っからの革命家だったのだろう。
映画は、その山の中でのゲリラの組織化や訓練を映し出しながら、徐々に死へ到るまでを物静かに描いている。前作もそうだったが、この戦闘までに至る部分の単調さは、人によっては退屈になってしまうだろう。だが、ぼくにとっては、そういえばチェ・ゲバラという革命家がかつていたなあという確認作業であったので、それほど退屈ではなかった。
やはり、最後の銃殺されるシーンは、胸にジーンとくるものであった。今言ったようにぼくらの年代のものにとっては、ゲバラはある意味英雄であったわけで、ぼくは、このボリビアでの活動を記した「ゲバラ日記」(いろいろな出版社から出ていたが、ぼくはみすず書房のものを)をむさぼるようにして読んだ記憶がある。
だから、映画がどうのというより、その当時の自分との対比で感動をくれた映画であった。ゲバラの遺体がヘリコプターで運ばれるのを見ながら思わず涙が止まらなかった。
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