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内需シフトと分社化の類似性

わが国の産業構造を外需型から内需型に変換するんだといっている。そのために、需要を喚起しなくてはいけないからバラマキをしている。これは明らかに論理矛盾を起こしているのだが気がついている人が少ない
そこで、分かりやすいかそうでないかは別として、ぼくの経験した情報子会社との類似性から考えてみることにする。

国を親会社に国内企業を子会社になぞらえてみるとおもしろい。子会社が外販を一生懸命やっていたが、なかなか利益を上げられないでいたら、親会社からもう外販をやるな、そのかわり本体のIT予算を増やすから、そこで仕事を集中させろといわれたみたいである。

親会社向けだけのビジネスだったら分社する必要はないのだから論理矛盾となるはずだ。それと同じように、国が輸出で儲からなくなってしまった会社に対して、予算を増やすから内需で食っていけよというのもおかしいのはあきらかだと思う。

そのおかしなことを15兆円のバラマキで行なっている。そんなことならみんな子会社を親会社に戻す、すなわち国有化してしまえばいいじゃんとなる。もちろん、それで社会主義国の計画経済が破綻したわけだから、そんなことはできっこない。

だから、子会社は外販をしなくては生き残れないなのだ。すくなくとも外販をめざさないと会社の体力がつかないので、勝負にもならない。

すなわち、国内の企業は、基本的に輸出をめざすべきだと思う。いやー、うちは国内だけでちまちまやればいいのでなんていう会社があったらつぶれてしまう。誤解しないようにしてもらいたいのだが、別にほんとうに外国に売らなくてもいいのであって、海外にもっていっても通用するものを作れということなのだ。

たしかに、昔なら国内だけで食えたかもしれないが、グローバル化した現代では、国内であってもたえずマーケットは世界であるということでなのだ。

こうした世界で戦っているわけで、そこに向かっていけなかったら、どんどんジリ貧になって、貧乏国になるしかなくなる。ぼくらの世代は貧乏を知っているからいいが、若い人はそれでいいのだろうか。

おそらく、そんなあくせくしないでスローライフを楽しもうと言っている人たちの多くは、いまの経済状態を前提で言っていやしないだろうか。お金のある中でのスローライフだと思える。
 
こうしたわが国の「ゆでがえる化」、「ガラパゴス化」はどうしたら直るのだろうか。
 

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2009年4月20日 09:40に投稿されたエントリーのページです。

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