Danさんが書いた本なので興味があって買ってみた。テーマは「仕組み」についてで日本実業出版社から刊行された。
「仕組み」って「システム」のことなのになぜその言葉を使わないのかと思ったが、微妙に意味が違うように思う。システムではなく仕組みというと、どちらかというと個人の仕事や生活に関わる“道具”に近い意味になってくる。だから、後述のような新しい働き方を提案しているのでその言葉の方がたしかに合っている。
それはそれとして、Danさんは書評家としても有名なようにあらゆるジャンルの本を片っ端から読んでいるので、本の書き方が読者にわかりやすいように構成されている。この辺はさすがだ。
ただ、中味はというとぼくにとってはそんなに目新しいことでもないし、それこそ、ビジネスプロセスを考えていると必然的に仕組みつくりに辿り着くのですーっと読んだ。
この本での主題が、新20%ルールといって、「既存の仕組みを回す仕事を勤務時間の20%で終わらせ、80%を新しい仕組み作りにあてる」というものである。まあ、これがクリエイティブなスタイルだというわけである。
もちろんおもしろいものもあって、そのなかでは「生物の仕組みに学べ」というのがる。前から言っているようにシステムのめざす目標は生物化ですから、同じようなことを言っている。そして、生物ならではの仕組みの特徴として次の3つをあげている。
これをシステム作りに生かせないだろうか。ついそんなことを考えてしまう。
読みやすいので一気に読め、章ごとにポイントをまとめてくれているのでわかりやすい。これは重要なことで難しいことを簡単に書くことは大事である。
ところでDanさんが大学生のころ化学分野のエンジニアを目指していたとは意外であった。仲間みたいでうれしくなった。
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