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遅まきながら五輪ばなし

もう終わってからずいぶん経つが忘れていたことを思い出したので書いておく。女子マラソンのことである。

日本の選手のことではない。ヌレデバのこと、いやレースの流れのことである。このレースでルーマニアのトメスクが金メダルで、ケニアのヌレデバは終盤追い込んだが銀メダルに終わった。20キロ過ぎでトメスクが飛び出しそのまま独走で一度もトップを譲らずゴールした。だが、最初はかなり離れていたが、最終的には22秒の差であった。

ここでヌレデバの走り方を振り返ると最初は先頭集団から遅れて走っていて、30キロ過ぎたあたりから徐々に追いついてきたのだが、そのときはすでにトメスクがスパートしたあとで、先頭集団に追いつたと思ったらそれは実は2位集団だったのである。

きっと、ゴール真近になってまだひとりいたと気がついたときはしまったと思ったにちがいない。もし、ヌレデバがトメスクが飛び出したことを早めに知っていたら彼女が金メダルをとったのは間違いない。

でこのシーンをみて思ったことがあって、絶えず先頭集団にいて、トップランナーがどこにいるのかを確認しておくことが大事であるということだ。多少無理してでも先頭に食らいついていくことが必要で、そうしていくうちに自分が先頭に立つにはどうしたらいいのか、いつがチャンスなのかがわかってくる。

この話はなにもマラソンに限ったことではなく、仕事や実生活の上でも考えさせられるシーンである。自分を磨くあるいは仕事で業績を残そうと考えたとき、まずは自分の立ち位置を確認するところから始めなくてはいけない。

やみくもにやってもダメで。自分の力、世の中の進み具合、ロールモデルの存在等々をきちんと把握する必要がある。それさえできればかなり前進で、そこから方向やスピード感を設定していけばいい。ヌレデバのようにまあこのくらいにいてのんびりやればいいと思っていたら、世の中ははるか先に行っていたなんてことにならないように気をつけなくてはならない。

ところでさらに大事なことは、そうした先頭集団にくらいつくためにどういうトレーニングをするかである。

それは、普段自分より優れたひとと一緒に走ることなのだ。つねに肌でトップ集団の走りを感じることだ。最初は力の差があったとしても日々のトレーニングでだんだん近づけていけばいい。

ところが残念ながらこのトレーニングが会社の中や実共同体でできるところが少なくなってきている。そうなると会社から離れたところでそうした環境を作る必要があって、その一つがインターネットのコミュニティだったりする。

そこではトップランナーが惜しげもなく走る姿を見せてくれるから、その力を実感できると思う。そうやって自分を鍛えていくことが大切なことだと思うのである。
 

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2008年08月31日 10:39に投稿されたエントリーのページです。

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