いま、ぼくの周りで「経営とITの同期」ということが盛んに議論されている。先日もカリフォルニア州立工科大学の一色教授とのディスカッションでもこの言葉がでてきた。
ところでよくいわれるのが「経営とITとの融合」ですが、どうもよく考えると経営とITが融合するという状態がイメージできない。それよりも経営とITが同期するというほうがしっくりくる。したがって、これからは「経営とITの同期」ということにする。
ではその経営がITと同期するというのはどういうことなのだろうか。同期というからには経営側から見てもIT側から見ても整合的に同じように動くことを意味している。すなわち、
・経営に役立つITになっていること
・ITを使いこなす経営になっていること
だと言える。
これだと抽象的なのでもう少しわかりやすくすると、どういう状態のことをいうのかとなる。それは、
1.業務プロセスを可視化しコントロールしている
2.戦略を実現するために事業全体の適正なオペレーションができている
3.業務パフォーマンスの把握と戦略へのフィードバックがなされている
ではないでしょうか。
まずは、自分たちの経営や事業運営の核となる業務プロセスをコントロールできていることが大事です。何をやっているのかがわからないで結果だけ見せられた、成績はこうでしたといわれても手の打ちようがありません。いまのプロセスの状態を見えることで制御が働きます。
さらに経営方針や事業戦略が狙い通りに実現できるように事業全体をオペレーションすることがもっと大切なことになります。
こうして動いた業務プロセスのパフォーマンスや事業の結果をきちんとモニタリングして、評価して最初の戦略立案へフィードバックさせます。
要するに大きなPDCAサイクルを回すことなのです。しかしながら、これまでの問題点は、この戦略から実際に動く業務プロセスへのつなぎが不十分であるということなのです。
この問題を解決するツールとしてBPMSがあります。すなわち、経営とITを同期させるフレームワークがBPMSなのです。
