原則スイムレーンは設定しません
スイムレーンとは、組織や役割によってレーンを区切り、タスクを関連するレーンに配置するプロセスの表記法で、モデラーや業務フロー図には必ずあります。
しかしながら、本作法では原則スイムレーンは設定しないようにしています。
書類というコンポーネントを並べて作られたプロセスは、基本的には組織や部門を意識していません。なぜなら、組織や人が変わろうとも事業の営みとして必要なプロセスとして規定しているからです。
また、組織を意識すると現状肯定がベースでになり、その組織があるから、そこに人がいるから、仕事を作るということもでてきますので、業務改革しようとする場合などはない方がよいことがあります。
組織や人を意識するのはミクロワークフロー(CMS)側で、ここではメンバーの所属や関連部署などを設定していきます。
ただ必ずしもスイムレーンを書かないことばかりかというとそうでもない場合があります。
例えば、現場ヒアリングなどからプロセス抽出する場合のように、現状の仕事の流れを追いながら設計していくような場合は、スイムレーンがないとわかりにくいところが出てきますので、スイムレーンを設定した方が理解が早いかもしれません。
また、設計したプロセスのアクティビティをどこの部署でやらせたらいいのかといった組織シミュレーションには必要となります。
繰り返しますが、ここでスイムレーンの設定を推奨していないのは、この技法の特徴である組織や人という変化しやすい要素の影響はミクロワークフロー(CMS)に寄せてしまうというやり方をとっているため、マクロワークフロー側では設定の必要がないということなのです。
作法その12のポイント