スキヤキウエスタン ジャンゴ
これまた奇妙な映画である。ヴェネチア国際映画祭に出品されたくらいだからふざけているわけではない。以前、たけしが東京スポーツ映画大賞でこの映画を特別作品賞にしていて、そのときの受賞式で全編英語なのだがヴェネチアで観たとき英語の字幕が出ていたといって笑わせていた。本当に、日本人の出演者が英語をしゃべるのである。
それも奇天烈だが、設定がすごい、マカロニウエスタンと源平合戦が一緒くたになって展開する。もうハチャメチャであるが、出演者がすごい顔ぶれで、伊藤英明、伊勢谷友介、佐藤浩市、木村佳乃、桃井かおり、香川照之などなど、中でも桃井かおりの英語がうまい。そうそう、石橋貴明の最後にオカマになってしまうところやクエンティン・タランティーノが武器商人として出てきたりともうまったくもって面白すぎる。
マカロニウエスタンというのはぼくらの世代でははまったヤツははまったのだ。ぼくもそのひとりでもある。最初に作られたのが1964年の「荒野の用心棒」でこれは黒沢明の「用心棒」を真似て作ったものである。監督がセルジオ・レオーネで主演がクリント・イーストウッドでこの作品で火がついた、以後「夕陽のガンマン」「荒野の1ドル銀貨」「怒りの荒野」など多くの作品が1970年代初めまで生まれた。
スキヤキウエスタン ジャンゴの監督三池崇史は、マカロニウエスタン全盛のころはまだ小さい子供だからリアルタイムで観ていないと思うが、それに対するオマージュを感じざるを得ない。
まあ、映画は非常に残酷なシーンの連続であるがここまでやると逆にあまりひどくは感じられず喜劇的に思えてくるので、目くじら立てて非難することはないと思う。
いずれにしろ久々のまじめなドタバタを見たような気がして面白かった。
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無様に殴られ、痛めつけられ、みともない男の姿が哀愁
これぞ活劇、これぞ映画だ!!
(笑)
桃井かおり!
観賞後、暫くするとまた見たくなる



正にタランティーの作品の真骨頂

改革は欺瞞だ


