このあいだ伊坂幸太郎の原作を読んで映画が見たくなったので借りてきた。小説を読んだとき、時間を交錯させたカットバックで書かれているので、これを映画にするのはどうするのだろうか、こりゃ難しそうだなと思った。
そうしたら、うまくさばいてあってびっくりした。中村義洋監督の手腕はたいしたものだ。ほんとはそのさばきかたを書きたいのだが、そこがこの映画の肝なのでまずいのでやめておく。まあ、原作に忠実に撮ってあるといえるのだが、原作どおりではないという作り方なのだ。とまあここまでで、中味はあまり語れない。
おそらく、なぜボブ・ディランなのだとか、ブータン人がどうしてあんなに日本語がうまくなるのだとか、人がいっぱい死にすぎだよとか批判する人がいるが、映画って日常的なことを拡大したり、誇張的な表現をするものだから、細かなところでありそうもないとか、おおげさだとかという批判はあまりしない方がいいように思う。
全体の雰囲気とか気分といったものがどうかというふうに観た方がいい。そういう点では、仙台という設定がいいし、若者特有の不安定さが出ていてよかったと思う。主演した若手俳優陣も生き生きとしていた。そうなんだ伊坂の小説は映画的なのだ。
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原作ファンとして気持ちの良い映画化。
完璧な映像化、見事です
気紛れで見たけど最高の映画でした!
思わず共感してしまう
役者陣が映画の質感を上げた珍しい作品
