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腑抜けども、悲しみの愛を見せろ

本谷有希子の戯曲および小説を映画化したもの。吉田大八監督、佐藤江梨子主演のブラックコメディ?だそうだ。

まず、このタイトルに驚かさされる。腑抜けはいったい誰なんだ。まあ勝手に解釈すると腑抜けは永瀬正敏演じる連れ子の男のことじゃないかと思ってしまう。それだけ他の女性陣のしたたかさや強さが際立つのだ。

いくつかこの映画で特筆すべきところがあって、まずは今言った永瀬正敏が演じる男が大まじめに生きる姿が滑稽にさえ映ることである。結局、何かに耐え切れず命を絶ってしまう。

それに較べて、3人の女性陣がすごい。佐藤江梨子、佐津川 愛美、永作博美の演じる女性たちである。この3人のしたたかさは感動さえおぼえる。

次いで、妹が叫ぶ「おねえちゃんって、やっぱおもしろいや」というセリフ。これにはのけぞった。さんざんいじめられておきながらこの返しにはまいった。

それからちょっと考えてみたら、ううっと思ったのは、“演技が下手で女優になれない女優のたまご”を演じる女優のことである。この役は佐藤江梨子なのだが、彼女はうまく演じたのかどうなのか、ああ混乱してくる。

最後は、永作博美のたまらなくかわいい女の演技だ。能天気な上房の打たれ強さみたいな、しかしほんの少し影があるといった雰囲気がすばらしい。あとで、調べたらブルーリボン賞の助演女優賞をもらっていた。それだけの演技であったと思う。

こういうストーリーは昔だったらドロドロの世界でそういう描き方をするんだが、今だとこんな形の映画になるんだなあと少しとまどい気味である。
 

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2008年05月09日 15:43に投稿されたエントリーのページです。

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