大林宣彦監督の作品というとまず浮かんでくるのが、「HOUSEハウス」である。1977年公開のホラー映画なのだが、いわゆるホラー映画というよりホラーファンタジーみたいな作品で、7人の少女が一人ずつ妖怪に食べられてしまうというもの。
何と言ってもこの映画の少女役が池上季実子、大場久美子、松原愛、神保美喜といった面々であることがすごい。ここからぼくは大場久美子のファンになり、大場久美子はコメットさんになっていった。すいません、横道にそれてしまった。
さて、映画「理由」である。宮部みゆきの原作は読んでいないのだが、どうも原作に忠実に撮ったらしい。だから映画も登場人物にインタビューしているように語らせることで成り立っていて、何と登場人物が107人にのぼる。
これだけの人が出てくるのでわけがわからなくなると思ってしまうが、最初はわからないなりにも一体どうなるのかという思いを持たせぼくには面白く感じた。ほんとよくこんな個性的な人たちを集められたと感心してしまう。
人間ってどうしても客観的にものは見えなくて自分の主観によってしまうところがある。思い込みやそうあるべきだとかそうに違いないと思ってしまう。そうした証言を積み上げながら映画は進行する。
いったい何が真実で何がウソなのかがもやっとした形で提示され、それをすこしづつ解きほぐしていく。でも結局何が起こったのかもわからないままで終わる。
いやー、大場久美子は出てきませんでしたが、なかなか面白いですね。
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原作感を裏切らずに面白いと思った。
幾重にも重なる箱を1つ1つ明けていくかのような展開
最高に素晴らしいサスペンス映画
パズルのような映画
ディテールに神は宿る、が・・
