昨日、久しぶりに逗子に住むいとこが訪ねてきた。彼からすると叔母にあたるうちのばあちゃんのところにきたのだけれど、一緒に話し込む。もう72歳になるがいまだにバイクを乗り回す元気なおじさんです。ぼくとはけっこう歳が離れているが、こどもの時よく逗子の家に遊びに行って海水浴などに連れて行ってもらった。
それで話はBSフジの「おぢさんの小さな旅」という番組に出演するということから始まった。この番組は竹中直人がカメラを手に歩き回るのだそうで、昨日の放送では逗子、葉山の特集だったようだ。うちではBSが見れないので内容がどんなだったかはわからない。
どんなシーンで出たかというと(といっても本人も実際に見ていないが)、逗子の駅の近くに「亀ヶ岡八幡宮」というのがある。そこに来たのだそうだが、いとこのおじさんはその神社の世話役みたいなことをやっていて、毎朝境内をくまなく掃除したり、正月や例祭、節分のときなどは大活躍しているのだ。それをもう9年間ずっと続けている。たまに新聞なんかに取り上げられたりすることもある。で竹中直人にその神社について聞かれたようだ。
そんな話をしていたら、いとこが突然ガンになったと告白。もう昨年の秋に見つかったそうなのだが、腎臓にガンができているとのこと。え、見たところ何ともないけれど、なぜほっとくのか思ったら、この連休明けに手術して片方の腎臓を除去してしまうそうだ。年寄りは進行が遅いのでそれでもだいじょうぶのようだ。
そうしたら、うちのばあちゃんがあれだけ神様に尽くしているんだから、絶対だいじょうぶだよとなぐさめていた。ところがそのいとこが言うには、おれは神様なんかいやしないと思っているからわからねえよと、あれだけ神社に奉仕しているひとがいう言葉とは思えない言葉が返ってきた。
神様がいないと思うからこそ境内やお堂の中まで掃除したりできるのだという。神様を信じている人は逆に怖くてそんなことはできないらしい。
毎日神社に出ていると、会社に行く前に必ず立ち寄ってお参りをしていく人が何人かいるそうだ。そういうひとを見ているとみな一様に拝む前までは目が釣りあがってすごい形相で来るらしい。挨拶もしないのだそうだ。それが、手を合わせたあとはみなおだやかな顔になり、にこにこ挨拶してくるという。もし、そういうひとにご神体の正体をみせたらえらいことになるというのだ。
なるほど、そういうことかと感心してしまった。神に仕えるものと神を信じるものは違いがあるのだろうか。