一家の幸せって何なのだろうか? ひとりひとりの個人の幸せは何となくイメージできるのだが、家族となるとどうなのだろうか?家族の幸せとはいつも家族全員がしあわせでいることなのだろうか。むむそんなことはありえないことのような気がする。
最近、家族のなかでいろいろな事件がおきているが、おそらく家族全員が不幸だったからおきた事件というわけではないだろう。そうなると、家族の一人の不幸が家族全体の不幸を招いてしまうという姿が語られるので怖いのだ。
前置きが長くなったが、そんなことを考えさせられる映画を観た。呉美保監督の「酒井家のしあわせ」である。
友近とユースケサンタマリア夫婦役を演じ、三重県の伊賀上野を舞台に繰り広げられる家族の物語である。中学生の子供を持つ母親役をお笑い芸人友近がしっかり演じていることにびっくりするが、中学生役の森田直幸とか他の役者もみないい感じでよくできた作品である。
さて、一家のしあわせのことである。多分この映画のうたい文句は、家族のあいだで殺人事件などがおきているこの殺伐とした現代に、家族の絆の大切を訴えるなんてことだと思うが、これは一般論としては正しいかもしれないが、そのことがどの家族にもあてはまることなのかというと、実は家族は千差万別どこの家族もパターン化できないことに問題がある。
従って、どんなその道の専門家と称する輩とか評論家みたいな人がいろいろ言うけど普遍論では全くないのだ。ということは、自分たちで考える、自分たちで解決するしかないのである。
だから、この映画は、そうかこういう家族もあるし、こういう対処のしかたもあるのだと思うことなのである。ケーススタディを多くやっておくことは意味があることをこの映画は教えてくれる。
実は、映画というのはケーススタディの機会なのである。擬似体験をしながらわが身にふりかかることを考える、そんなプロセスが要るように思うのである。それを映画や本が与えてくれる。
この映画の凝集されたシーンは最後に森田直幸が車の中で静かに笑うシーンだが、それを面白いと思うかどうかはこの映画を観てからよく考えてください。
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名優ぞろい!音楽もよかった♪
ほんとに居そうな家族。
私には合わない映画だった
忘れ去られる前に一度チェックしてほしい。友近は未来の泉ピン子だ!
まるで本物!
