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サッド ヴァケイション

下の子が今日から北九州にしばらく行くことになって、それで北九州を舞台にした「サッド ヴァケイション」を観ていた。ぼくも借りて観た。

けっこう評判となった映画で、何よりも浅野忠信とオダギリジョーが共演している。黒沢清監督作品「アカルイミライ」でも共演していたけど、ふたり一緒にでてきたらヤバイよね。二人ともすげえ存在感があるから火花ぱちぱちって感じなのだが、今回のこの映画でびっくりしたのは、それより何より石田えりのほうがすごかったのだ。

映画は、自分を捨てた母親に復讐する男をメインにそこの周りにいるあぶれものたちがからんできて、最後はその母親のしたたかさに圧倒される。その役が石田えりである。

しかしながら、まず最初の30分は全く何が始まったのかさっぱり分からなかった。何の脈略もないシーンが重なって意味わかんねー状態。だんだんそうかこうつながっているのかという風に分かってくるのだが、どうも青山真治監督の前作を観ていないとよくつながらないみたいで、そりゃねえだろう。だから、そういったシーンを削って見せてくれた方がよかったと思う。

さらに、言葉がわかんねえのだ。北九州弁をぼそぼそやられたら、語尾が肯定だか否定だか判別不明でこれまたさっぱりなのだ。

それと、粗い、いや荒いといったほうがいい作りで最初はもう少し丁寧に作れよみたいに感じたが、これはだんだん何となく北九州の雰囲気が出ていていいじゃんと思えてきた。

最近の映画では、男より女の方が強くしたたかに描かれることが多いような気がする。まあ、世相を反映しているのかどうかしらないが、たまには高倉健のようなもっと強い男が出てこないかと少しノスタルジックな気分にもなる。
 

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    • 4 史上最強鬱映画
    • 3 聞き取りにくい
    • 2 ドロドロ
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2008年03月31日 09:55に投稿されたエントリーのページです。

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