NHKの番組で「プロフェッショナル 仕事の流儀」というのがある。毎回、これぞプロという人が登場して、その人の仕事のやりかたや考え方を語るのだが、ちょっと前に放送した中で「プロフェッショナルとは?」という質問に答えた言葉で非常に感銘を受けたものがあったのでそれを紹介する。心臓外科医でカテーテル治療の第一人者である延吉正清さんの言葉である。
プロは、難しいことをですね単純にするんですよ。アマチュアは簡単なのを難しくする。うまい人っていうのは、こんな複雑な病変をあっというまに簡単にさーっとと終われるのね。これがプロなんです。
この単純にするということが難しい。難しいからこそ、それができるのがプロであるという。そうなんですね。プロまでいかなくても、会社なんかでも仕事ができる人って単純化するのがうまいですよね。それに比べてできないやつというのはわざわざややっこしくして何をやりたいのか、何をしたいのかがさっぱりわからないということがある。
スポーツでも一流選手というのは難しいことをいとも簡単にやってのける。誰でもできそうにみえるので、まねしてやってみても普通のやつじゃできないということもよくある。
だから、この言葉は身にしみてわかるのだ。
でこの番組に登場した他の人たちの言葉が気になったので調べてみた。そうしたら、みなさんだいたい同じようなことを言っているんですね。少し乱暴だけれど、それらをまとめて言うと、「自分の思ったことに対して、情熱をもって、どんな時でも力を発揮でき、信念と誇りを持続できる人」がプロのようだ。
ただ、そこからちょっと離れたような言葉をはく人もいて、先の延吉正清さんもそうだが、何といってもイチローの言葉が異彩を放っていておもしろい。
ファンを圧倒し、選手を圧倒し、圧倒的な結果を残す、ということです。
こりゃあすご過ぎですよね。“プロの中のプロとは?”という質問の答えみたいにプロでも抜きん出たプロの言葉ですね。まいった!