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要件定義ということ

前に、デブサミの感想で怒ったので、そのことに関連して続きを。業務システム開発というとまずはユーザから要件ヒアリングをして、それをどう実現するのかとか考えるわけです。

それできっとシステム屋さんは、「あいつらシステムのことをぜんぜんわかってないよな」とか、「コンピュータができることは決まっているのに無理なこと言うなよな」とか「それでいいと言っておきながらできてから変えるなよな」とかとかの嘆き節を奏でているような気がする。

ぬぬ、ちょっと待ってよ、誰が主役よということなのです。使ってもらえない、あるいは使う価値のないものを提供してもしょうがないのだ。

ユーザの要件をどうやって獲得するかというのが問題という。そのための要求開発だととか、ゴール分析だとか、そうそう要求工学っていうのもある。

ところが、そういった類のものをみるにつけ、何だか違うような気がするのはぼくだけだろうか。その感覚というのは、“おお、まえらユーザをバカにしていないか”ということである。

ユーザはシステムのことを知らないから(アホまでとは言わないけど)、オレたちがオマエらの仕事を分析して要件を引出してあげるよと言っているように感じる。ホントにそうだろうか?ぼくはそのスタンスが違うように思える。そもそもコンピュータシステムを作るわけではないのであって、業務システムを作るのである。

ちょっと脱線するが、みんなシステム開発って同じだと思っているけど、違っていて、いちばん分かりやすいのは、システムプロダクト(ソフトウエア)と業務アプリケーションは違うわけで、そこをちゃんと理解しておかないとシステム屋のおごりにつながる。

そもそもコンピュータシステムを作ることが最終目的でも何でもなくて、自分たちのビジネスを作りたいと思っているわけです。ビジネスそのものをITで表現したいのです。それって、ベンダーやSIerの人はわかっているのでしょうか。たぶんわかっていないのではないでしょうか。というより、わかったら自分たちのビジネスモデルが崩れるから思いたくないと言ったほうが正確かもしれません。

ですから、いままでのようなスタンスだとみなさんの利害関係をWin-Win化するモデルはないのです。ということは、モデルを変えていくしかないのであって、そのためにはシステムプロダクトを作る工程と業務アプリを作る工程を分けて考える必要があるというのがまず僕が主張する考え方です。
 

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コメント (1)

コミュニケーションギャップを埋めるのはものすごく難しい事だとずっと思っています。僕はあえてスーツとギークという用語を使ってこのGAPの大きさを顕在化させていますが、ユーザーとシステム屋にも似たようなGAPがあるはずです。

純粋なシステム開発と業務システム開発は別のやり方が求められる、という主張は私も同意です。

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2008年03月10日 09:52に投稿されたエントリーのページです。

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