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OSACセミナー

昨日、“OSACフレームワーク完成!”というセミナーがあってそれに参加した。OSACというのはオープンスタンダード化支援コンソーシアムといって、三井物産戦略研究所が事務局になっていて、電子自治体の効率的かつ円滑な構築を図るために、情報システムへの標準化(オープンスタンダード)技術の採用を推進する団体である。

簡単に言うとオープンソースのソフトウエアを採用してシステム連携の基盤のフレームワークを作り、自治体で共同利用してもらい、相互連携も可能にするというもの。具体的には、UNIX、Tomcat、Apache、JBoss、MySQLといったものをパッケージにしてある。

ねらいは、特定ベンダーによるロックインの回避やコストダウンである。それらを、フライトシステムコンサルティング、野村総研、電通国際情報サービスが提供している。

ただ、ぼくは標準化というと何となく首をかしげざるを得ない。標準を決めたとたんに新しい技術ができたりする時代であるし、この例でもそうだけど、オープンソースのソフトウエアをバインドしてフレームワークを作ったらそれ自体がオープンソースの枠組みから外れてしまうと思うのだが。ひとつのベンダーにロックインされるのを嫌っておきながらひとつのフレームワークに固定化されるという自己矛盾があるような気がする。

もうちょっとゆるいものでいいはずなのだが、つい標準化という錦の御旗にいいことだと錯覚しているように思える。できればいいが、非常に難しいのであえて言っている。それよりも、アプリケーションレベルの標準化のほうが意味があるような気がする。

例えば、お役所ではバックヤード業務ってどこも同じはずなのだから、同じものでも十分であろう。そういうことを思っていたら、懇親会でセミナーで事例発表していた北九州市の方とお話することができ、そこで出てきたのが、窓口業務とそのあとの業務の性格が違うねということで、そこは作り方も違ってくるよねということであった。

すなわち、窓口では依頼者によって様々な用件があり、決まりきったプロセスでは対応しきれない。そこで決まればあとはルーティンとしてまわせると言っていた。それは、ぼくが言っている3層構造プラットフォームで実現すべきという話をした。

あと、Seaser2のひがやすおさんが動く仕様書ということでプレゼンをしていた。生でひがさんのプレゼンを聞くのは初めてだったので感激。動く仕様書というのは、仕様を紙の上に書くのではなく、すぐその場で動くものを見せてそこでコードを書き直してしまい、そしてホットデプロイができるのですぐに確認できるというもの。これもぼくが言っているFace2Face開発というのと同じで、スピードを求められる昨今、こうした開発方法は必須のような気がする。

ただ、昨日のような場でひがさんのプレゼンは出席していたひとたちは理解できたのだろうか。ちょっと場ちがいのような気がした。

OSAC標準フレームワークの中にjBPMが入っているが、自治体へのBPM導入はまだまだのように思える。まだ実績もないようだ。ただ、北九州市のひとも話していたようにBPMの出番がくると思われるので少しずつ教宣活動をすることのようだ。
 

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2008年3月 1日 19:09に投稿されたエントリーのページです。

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