一昨日、先月米国で開かれた「BPM Tech Show」について触れたが、岩田研究所の岩田アキラさんがそのレポートを書いているので、そのことについて考えてみた。
まず、最初に今回の参加で感じたこととしてつぎのことをあげている。
自慢じゃないが、ここに書いてあることは全部もう1年以上も前からぼくが言っていること、やっていることだ。そういう意味ではやっと海外で認められたということなのだろうか。
いまぼくが提唱している「BPWeb2.0」の考え方は、ユーザ主導のノンコーディング開発をBPMSとWeb2.0の技術(フレームワーク)とサービスで行うというもので、全く上記の考え方そのものです。
BPMが今後のシステム開発に変革をもたらすと考えられるのは、そういうパラダイムシフトが起こせるかもしれないからなのです。それは、ここでも言っているようにIT業界そのものの構造変化をもたらす可能性さえ指摘できるのだ。
なぜって、ユーザ自身がSaaSで提供されるプラットフォームで、コードを書かずに自らの手で業務アプリケーションが構築できてしまうのだから。さてそうなったら、どこにSIerの入る余地があるのだ。
ただそうなると、問題となる、あるいは難しいところは技術だとかプラットフォームではなくなって、ビジネスプロセスそのものの設計になっていく。業務フローが書けたらあとは難しいことではなく、さくっと動くものができてしまうのである。
従って、今後は“きれいなプロセス”と“魅力的なプロセス”をデザインする力こそが、求められる重要なスキルとなる。
ところが、そういうと業務のプロでないとできないとか、業務経験がないとだめだとかの話になるが、ほんとにそうであろうか?もしそうだとしたら、工学的でもなんでもなくて属人的な職人芸になってしまう。そこを何とか工学的にとまではいかないにしても、エンジニアリングの世界に落とし込みたいと思っている。だいたいできてきたのでそのうち紹介したいと思っている。
ビジネスプロセスの設計という面では日本人は強いのではないでしょうか。昨日も言ったように、米国なんかは単純な効率化までのようだし、日本は美しいプロセスを作る技術をもっていると思うので、ぜひ日本のIT業界(いまの構造ではない)がBPMを梃子に強くなってほしいと願っている。