ちょっと前に製紙業界における再生紙の古紙配合率をめぐる偽装が発覚して話題になった。そして、みなが大問題のように騒ぎたてるが、ぼくは何が問題なのかよくわからない。これって、食品の賞味期限の偽装と似たところがあって、要するに誰が被害に遭ったのかということなのだ。
ある意味、消費者をばかだと言っているように聞こえてならない。ちょっと飛躍しているかもしれないが、再生紙の件だって、単に品質とコストの問題であって再生紙が入っていようがいまいが消費者の目でコストにあった紙を買うだけの話である。品質が悪かったら配合率がどうであれ買わないだけの話だ。消費者がその判断ができないから、配合率の低い再生紙をだまされて買っていたというのだろうか。
また、今話題になっていて、今国会でも焦点になるガソリン税の問題も、メディアはすぐに物価が安くなる方がいいのか、道路が作れなくなるのが困るのかといった議論になっている。しかし、別の角度からながめてみると以前にも書いたが、環境問題からの視点があって、環境に負荷をかけるものはコストがかかるという市場原理にするといいわけで、そうなるとガソリン税は下げてはいけないのだ。
ガソリン税を下げて自動車をばんばん走らせていいんですか。道路だってもういいじゃないのスローライフでいきましょうよというのが正しい温暖化対策でしょ。だからばんばん税金をかけて、それを道路ではなく温暖化対策に充てたらいいのだ。
どうも近視眼的な見方で良し悪しを言うのはやめてほしい。そして鳥の目をもって上からながめることもしてみたらどうだろうか。