昨日、高校サッカーの話を書いていたとき、高校のチームって監督に負うところが多いよなあと思ったので、その監督のことについて。
サッカー日本代表の監督に岡田武史が就任した。病気で倒れたオシムの後任ということだが、岡田監督は前にも急遽加茂監督の辞任を受けて就任したから、緊急避難監督になった。まあ、オシムの後すぐにとなると日本人監督の方がいいので、そうなると岡田くらいしか思いつかないから順当な人選である。
ところで、みなさん監督というのはどこの監督でも同じようなものだと思うかもしれませんがそうではないのです。例えば学校での監督、Jリーグの監督、そして代表監督といったジャンルがあると思うが、それぞれで違ってくる。
学校の場合の大きな特徴は、生徒が3年なら3年という限られた年数でしかそのチームにいないということがあげられる。そうなると、入学してきた学生の質と量に非常に左右されるので、そうした選手の特性に合わせつつ伝統的なカラーに染めさせるという手腕が求められる。
一方、Jリーグの監督はある程度自分のスタイルを貫いてやれるのだが、そのための駒(選手)は与えられたものがほとんどであることが多い。ですから、うまく補強ができたらいいがそういかないと自分のカラーは出しにくくなる。
その点代表監督の一番いいことは、自分で好きなように選手を選べることである。自分の戦術を理解できるやつを捜してきて、もしそれができなければ取り替えることもすぐにできるというわけである。まあ、逆にいうとJリーグなんかはフロントに文句も言えるけど代表の場合は全面的な責任は監督にあることになる。だから、代表監督というのが指導者の目指す最終形なんでしょうね。
こんなことを考えながら、会社の場合はどうなんだろうと思った。すなわち、監督は社長だから、会社の社長はどんなジャンルの監督に相当するのだろうか。普通の会社はどうも代表監督ではないようだ。むしろ、Jリーグの監督と学校監督の間のような気がする。自分で社員を選んでいるわけではなく、今いる社員を使わざるをえない。そして新入社員に対しては教育的指導をしながら働かせるというわけだかから、両方の要素をもった監督なのだ。
ところが、よーく考えて見ると代表監督のような社長もあり得るなといういことで、それはベンチャー起業の社長である。自分の事業戦略に合致した人材を集めて起業するのは、代表監督としてチームを引っ張ることに等しい。ところがそれは初期のころで会社がだんだん大きくなるとJリーグ監督タイプに変化していってしまうのではなかろうか。ですから、そこそこの規模でチーム一丸となれるところでずっとやっていくのが一番のような気がします。