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年末年始ネマ

年末年始はテレビを見るのを限定的にしたので、余った時間はDVDで映画を見ることにした。テレビドラマの「点と線」も含めて6本を鑑賞。それぞれに対してちょっとしたコメントをつけてみる。

1)マッチポイント
初めてニューヨークから出たウディアレンの最新作。ストーリー的にはどこかであったような金と女の欲の葛藤みたいな物語である。ところが、秀逸なのはやはり指輪の落ちるところで、このシーンとの重ねあわせで最後に唸ってしまう。しゃれた男女関係というより、現実的な、あるいは打算的な関係であるが、それを犯罪というところまで行ってしまっても映画が汚くなっていないのが、アレンの力でしょう。

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    • 5 楽しめた!
    • 5 愛欲の恐ろしさと運命の皮肉
    • 4 果たして結末はハッピーか?!
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2)アマデウス
モーツワルトは名をヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトという。映画の題名はそこかとっている。そのモーツァルトの類まれなる才能を嫉妬して、殺したと語るアントニオ・サリエリが回想するというスタイルで映画は進行する。

モーツワルトは小さいときからのほとばしる才能はつとに有名であるが、映画のように奔放で型破れな若者に描かれているのに驚いた。モーツワルトはどうもサヴァンだったらしいが。でも、このあたりは現代でも変わらないのじゃないのだろうか。その時代にとんがった天才は、常人では評価できない世界にいきている。凡人と天才の間の人間がそこに嫉妬するのである。こんな音楽家の描き方もあるのだと思っておもしろかった。

ぼくも以前“1981sにかるくシット”と書いた手前、サリエリのようにならないように気をつけなくては。あそうか凡人だからいいのか。

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アマデウス
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3)半落ち
これも観よう観ようと思っていた作品。原作は読んでいないが、評判になったミステリーだったので期待大。出演者も寺尾聡、柴田恭平、原田美枝子、伊原剛、國村隼、高島礼子、奈良岡朋子、樹木稀林、西田敏行といったそうそうたるメンバーで、皆さんいい演技で素晴らしかった。ストーリーも泣けるし、笹野高志が車のカーテンをそっと上げてのエンディングもよかった。

ところがである、なんか手ばなしで讃えられないのだ。それは、映画のキーになるところの寺尾聡が隠しとおす空白の2日間の理由があれだけの緊迫感あるシーンを引き出すために弱いのだ。だから、ハラハラ感もあまりなくなって、人間味を表に出す演出になってしまっている。そうなんです、“半分腑に落ちない”のであった。

半落ち
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    • 5 良い確かに良い
    • 5 思わず涙の作品
    • 5 マイッタなあ〜!映画館で視ておくべきだった。
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4)間宮兄弟
さて、間宮兄弟である。ぼくはこの手の映画は嫌いではない。ディテールのこだわりとか、小ネタなどわりとおもしろかった。まあある種のオタク兄弟っていってしまえばそのとおりなんだけど、多くのひとが持ちたいと思っているほのぼの生活感のようなものは出ていたと思う。だから結構共感する人がいたんじゃないかな。

しかし、この作品もところがである。こんな兄弟いないよと叫んでしまった。男の兄弟同士で一緒の部屋で寝るなんてありえねーよ。キモイよ。おっと、それと、この兄弟ベイスターズのファンのようだが、それをオタクとして扱っていることが許せないのだ。

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    • 4 この兄弟はイタイ
    • 4 男性だけで見るとヘコみます
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5)地球の中心で、愛を叫ぶ
さて“セカチュー”である。片山恭一の同名のベストセラーを行定勲監督で映画化されたもの。何しろ300万部売れたというからすごい。ぼくは、題名を聞いただけで照れくさくなり本も読む気もないし、映画も観る気にもならなかったが、正月の暇な時に放映していたので鑑賞することに。

こりゃずるいよ、反則だよ。もうベタベタの純愛映画じゃん。だって、地方都市の高校生の青春ときて、主人公の美少女が病気でいくばくかの命しかない、周りの友達や年寄りはみんないい人で人生訓をたれてくれる。おおなんと美しい世界なのだろう。決して皮肉ではなく、きれい過ぎる物語にみな感動するんですね。

ぼくらの世代は「愛と死をみつめて」だね。これは往復書簡集をもとに映画化されているから、実話にちかいのでベタではない。しかし、いずれにしろ、ぼくは苦手だ。

「地球の中心で、愛を叫ぶ」は、観た人の多くが涙したと思うが、ぼくは泣かなかった。いや、泣けなかった。何がって、この映画恐ろしくないですか。死んでも生きている人の心に残ってくれと叫ばれたらどうでしょう。そしたら、死に別れたひとはみな次に好きな人を作っちゃいけないのと言いたくなる。ひねくれオヤジですいません。

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    • 4 青春を切り抜いたファンタジー映画。
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というわけで、どうも邦画に少し注文をつけたくなった。映画って、いいシナリオがあって、それを監督がいい演出をして、俳優がいい演技をして、それでいい作品に仕上がるものですよね。そういった意味でいずれの邦画もそこのところのどれかが少し足りないように思える。

もう少し丁寧に丹念にきちんと作る必要があるように感じた。別に洋画がよくて邦画が悪いといって言っているわけではなく、例えば、テレビ映画であるが、「点と線」なんてはよくできた作品であるように、作り方の問題だと思うのである。
 

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2008年01月04日 10:20に投稿されたエントリーのページです。

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