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バベル

あれだけ話題になった作品だったので、早く観たかったのだが、やっとDVDを借りてきた。話題になったと言っても、どんな作品なのかとか、評判は知らないで観た。

ストーリーは、モロッコを旅行するアメリカ人夫妻の妻のほうがバスの中で銃弾に倒れたところから、それぞれつながりのある世界各国の4つの家族にふりかかる様々な事件を並行的に描いている。

この映画の惹句は、「はるか昔、言葉は一つだった。人間たちは神に近づこうと、天まで届く塔を築く。怒った神は言葉を乱し、世界はバラバラになった…」、これが、旧約聖書のバベルと呼ばれた街の物語。どうもテーマはこの「バベル」にちなんで人々の心の断絶、家族でも通じ合えない孤独をテーマにしているようだ。

しかし、この壮大なテーマに対し、成功したこどうかと問われれば、ぼくは必ずしも成功したとは思わない。ぼくは基本的には映画の批判はしたくないのだが、やっぱり気になるものはそれなりに書いておこうと思う。

なんとなく、4つの家族における心の断絶やつながりを描いてはいるが、それはそれで深い意味があるのであって、そこを4つに分散されてしまって当然ひとつずつの掘り下げが不十分だから、なぜこんなシーンがあるのかといったところがある。

ブラピ演じるアメリカ人夫妻も二人の間の確執なんかがあるんだろうけど、ちゃんとそのいきさつみたいなことが描かれていないので、奥さんがケガをしても、感情移入できないのだ。それそれで想像力や洞察力を働かせろよと言われても無理だ。

また、なぜ日本が入ってきたのか、日本人のハンターがモロッコに狩りにいきそこで親切にしてもらったガイドにあげたライフルをその子どもが撃って、バスの乗客であったアメリカ人にあたったっていうつながりって無理がありすぎ。

しかも、菊池凛子演じる高校生がやたらエロイ感じが強く、なぜアカデミー賞の助演女優賞にノミネートされたかよくわかんない。ネットなんかでも賛否が二つに割れた作品で絶賛する人もいるが、ぼくは感動できなかった。そう、理解できたかできないかというより、単純におもしろくなかったのだ。
 

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2007年12月15日 10:45に投稿されたエントリーのページです。

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