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ビジネスコンポーネント指向開発(12)

組織のアクティビティと人間のアクティビティ

ビジネスプロセスにはマクロワークフローとミクロワークフローがあるということを言ってきて、ミクロワークフローは、人間主体のグループとしての情報共有型業務であることも言ってきた。

ところでさらにもう少し踏み込んで考えると、個人の業務管理はどうなのということがある。この個人の業務管理というのは、フローではなくタスク管理ということになる。すなわち、個人のタスクが、いまどういうものを抱えて、それがどんなステータスなのか、期限がいつなのかというようなことを管理することが重要になる。まあ、TO DO管理ということかしれない。

一方、以前業務コンポーネントの種類ということで、書類という定義だけでは収まらないこともあって、プロセスの開始点、例えばコールセンターのクレーム受付といったものは、書類化以前のアクションで、こうしたものをどうするかという課題があった。

また、プロセスの途中でも、「計算処理」だとか「作業割付」みたいな割り込み処理のようなものが入る。それは、別のサービスとして処理を依頼して、その処理結果を戻してもらうということがある。それをどういうやり方、あるいはどういうサービスツールで実現するのかという課題もあった。

計算処理は大体がEXCELでいけると思うが、ほかのところをどうするのかが課題であったが、個人のタスク管理という視点のツールが多分これを満たしてくれるような気がする。すなわち、ここでもガチガチスタイルの管理ツールではなくもうちょっとゆるやかなものです。

そうなんですね、人間関係に入ったら、人間の脳コンピュータに任せて、機械コンピュータはおとなしくしているというのが望ましい態度なのではないでしょうか。そういう意味では、ゆるいシステムがいいのだが、ただそれだと野放図になっても困るので、ある種のルールあるいは作法がそれを規制する姿でいいんじゃないかと思う。

それで、最近「グルット」というツールを注目している。イッシュートラキングシステムと名乗っているけど、まあタスク管理システムでいいんだけど、要はEXCELライクの表で自分のタスクを管理するソフトなんだけどゆるいからいい。

システムの歴史は、システムが人間を支配する、あるいは人間の振る舞いを表現できるというように動いた気がする。しかし、現実は、システムは人間を超えられないという当たり前の事実に向き合っている。システムの生物化がいまだにできていないということである。

じゃあどうするかというと、もっと人間と融和した関係を“システマチック”に作ることが大切なのではないだろうか。プロセスのつなぎに人間が介在するという言い方もできる。

だから、これからの「BPM+web2.0」がその傲慢さを反省し、人間との共生を目指したシステムになりうることを期待するのである。
 

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2007年12月05日 10:56に投稿されたエントリーのページです。

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