昨日は、日本BPM協会のコンポーネント研究部会に出席。年末だったので参加人数が少なかったが、JMACの横川さんから「業務のモデリング」という講義で活発な議論があった。内容は、業務機能設計のフレームワークとか業務分類、粒度といった話題である。JMACで長年実施されたコンサルの経験から導き出された体系なのでそれなりの説得力があり、ぼくがそのとき言ったようにオーソドックスなまとめ方でわかりやすい。
この手法は、いわゆるトップダウンアプローチで、すなわち超上流の事業とはから入っていって、ToBeの業務モデルを設定し、業務プロセスのパターン化を行なうといったやり方である。ところが、このトップダウンアプローチの最大の問題は現実的な詳細モデルに落とし込めない、別な言い方をすると実装イメージがわかないことである。
さあ業務をこういうふうに分類しました、こういうプロセスにすべきですねと言ったところで、現実の業務というのはそんなに簡単に整理できなくて、会社ごと組織ごと担当者ごとに違うという事実を乗り越えられない難しさがある。
ここをどう克服していけるかが大きな課題なのだ。で昨日も言ったのは、業務のモデリングといったトップダウンアプローチはずっと以前からやられてきたことで、いろいろな手法も提示されていて、最近のことではない。ではなぜ、最近BPMが脚光を浴びるようになってきたのかということをよく考える必要があるという発言をした。
ただし、BPMはさまざまな定義がなされていて、中にはトップダウンアプローチのことを言う人もいて、モデリングしてベストプラクティスを作ろうということを指している場合もある。これは従来型の考え方であるので、あえてBPMと言わないほうがいいというのがぼくの意見だ。
しかし、このトップダウンアプローチは上述のような限界があるため、そこを突き破る可能性としてのBPMが登場したと考えてみたらどうだろうか。だから、ボトムアップアプローチとしてのBPMが、従来の課題を解決することが求められているのではないでしょうか。
ただ、どちらか一方だけでいいという話でもなく、お互いで補完しあう形が望ましい姿であろう。すなわち、ボトムアップでプロセスをつくり、そのプロセスの評価や改善をトップダウンで行なうというハイブリッドアプローチがベストだと思う。このあたりは、また「ユーザ目線のBPM」のリニューアル版という形で詳しく論じていくつもりだ。
研究部会が終わったあとは、近くの居酒屋で協会の人2人と昨日初めて参加した28歳の若いエンジニアの4人で今年最後の呑み会。いきなり、その若い子から、みなさんのようにいろいろな経験を積んでこられた方から貴重なお話を聞けて非常にうれしく思いますとかおだてられてしまい、その後はすっかりオヤジたちの独壇場で、基本的には説教はしていないつもり?だが、人生訓じみたことをしっかり言ったような気がする。(途中からは記憶薄い)
帰りはいい気持ちになったので、それを持続するために恵比寿から湘南新宿ラインのグリーン車で帰ろうとしたら、何と満席で、横浜まで立たされた。ああ、酔いも飛んでいってしまった。
