« 「環境問題」の歩き方(3) | メイン | 勝っても相変わらずのイマイチ感 »

男村田の心意気

いささか古くなったが、ベイスターズの村田修一のことを書いておきたくなった。何を書くかというと二人の引退選手に対する向き合いかたである。

ひとりは、ヤクルトの鈴木健である。最後の打席にファウルで粘りに粘って13球目にサード横にファウルフライを打ちあげる。当然簡単に取れる打球である。ところが、それを村田はわざととらなかったのである。そのあと、鈴木健はセンター前にヒットを打ち野球生活に終止符を打ったのである。

二人目は、広島の佐々岡真司のことである。佐々岡の引退試合で村田はワンスリーから高めのボールと思えるような投球に思いっきり振り抜きオームランを打った。普通は、引退する投手のその引退試合では三振するのが通例となっているにもかかわらず、何とホームランを打ってしまったのだ。村田はこのホームランでセリーグの単独ホームラン王になった。

片や温情でわざと捕球しなかったのに、片や温情を捨て去り真剣にプレーするという、見た目は相反する対処だが、引退選手の終わり方を気持ちよくさせようという思いやりであった気がする。ファウルで終わらせるのはしのびない、フォアボールを選んではすっきりしないだろう、といった気持ちが働いたのではないだろうか。

こうしたプレーを批判する人もいるが、ぼくはこれがプロ野球なのだとつくづく思う。日本シリーズの中日の山井の完全試合もそうだが、温情であったり、非情であったり、そういった人間味も含めて楽しむのがプロの試合なのだ。

男村田の心意気で、来年もがんばってぜひ本塁打、打点の2冠王になってほしい。
 

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://kamawada.com/~masanori/blog/mt/mt-tb.cgi/390

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

About

2007年11月17日 10:31に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「「環境問題」の歩き方(3)」です。

次の投稿は「勝っても相変わらずのイマイチ感」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type