一昨日は、日本BPM協会主催の「BPM-J交流会」に出かける。これはこのカテゴリーの最初にエントリーしたように、前回は、ぼくが「ユーザ目線の実践的BPM」というタイトルで発表した集まりです。
今回はウルシステムの吉川昌澄さんの「BPMSのスウィートスポット ~導入成功事例に見る4つの狙いと7つの業務~」と日本能率協会コンサルティングの田中 良憲さんによる「顧客サービスプロセス改革の実践ポイント ~金融・通信サービス業における改革事例に学ぶ~」であった。
最初の吉川さんの発表では、日米のBPM導入成功例41社(対象はSAVVION社のSBMを導入した会社)を分析し、それがどのような目的に、どこの業務領域に適用されているかをわかりやすく整理していた。
また、田中さんのものは、これも通信業、リース業、保険業の事例にもとづき、BPMを推進するための改善サイクルのレベルを3つにわけ、それぞれの取り組みを紹介してくれた。
いずれも、事例から導かれた報告なので説得力があり、非常に参考になった。こうしてみると、BPMの適用可能性というのは広く大きくなってきているのがわかる。まだ日本では成功事例が少ないが、徐々に増えてくるものと思われる。
ぼくらのやっていることも、もうちょっとしたらプロジェクトを回して、実績があがってくる予定なので、早くいい結果を出し発表していきたいと思っている。
昨日は、その「BPM-J交流会」で講師をつとめたウルシステムの吉川さんを訪ねる。こちらの仕組みのデモをみてもらって、協力を要請する。いろいろお話していく中で、吉川さんがBPMに取り組まれたのが2000年頃だと聞いて、さすが年季の入っている人は違うなと感じたのである。
最近、BPMとかSOAとかSaaSとか言われだしていますが、昔から追っかけたものにとっては、多くはにわかアナリスト、にわかコンサルタントで、はやりものに飛びついているだけと思ってしまう。
だから、どこかの受け売りみたいで本当にわかっているのかと言いたくなる。結局、自分たちが何をやりたいのか、どういう仕組みにしたいのかがあって、それを必死に自分の頭で考えて、そこでたどりついたのがBPMだったりSOAであるという、そういう人こそが本当のところがわかっていると思う。
夜は、BPM協会のコンポーネント研究会の定例会に出席。Tibcoのオープン化の話を聞く。BPMベンダーにもWeb2.0採用やオープン化の波が押し寄せているようだ。BEAも先日「Dynamic Business Application」というコンセプトを打ち出してきているし、そこらあたりがやかましくなってきそうだ。
ただ、この会合でも議論になったが、オープン化はいいんだけど、収益モデルをどうするかが問題だねという話で、ユーザインターフェースはオープンソースでいって、BPMのところはしっかりライセンス料をとりますねというモデルが成立するかどうか難しいのではないだろうか。ぼくらのビジネスもここらあたりは議論になるが、悩ましい話だ。
