最近、ぼくらが使っている「Savvion Business Manager(SBM)」のライセンサーであるSavvion,incの日本における販売代理店が日本プロセスから日商エレクトロニクスに変わるというニュースが発表された。
SBMというのは、ビジネスプロセスのモデリングやシミュレーション、フローエンジン、モニタリングなどの機能を持ったBPMSuiteのことである。
最近のエンタープライズ系のITでは注目の領域で、SOAと絡めてブレークしそうな気配です。
こうしたソフトウエアは、欧米のものが多く、従って日本に販売代理店を置いてそこでビジネスを展開することになる。このときのビジネススタイルは様々で、大きくは、単なるプロダクト売りなのか、ソリューションまでやるのか、その先の運用やサービスみたいなところまでやるのかがある。
これまでは、比較的プロダクト売り、すなわちライセンスを販売し、ロイヤリティとその後の保守料をもらうという商売が多かったように思う。これだと、英語とITがわかる社長とあと数人のスタッフがいればできてしまう。しかし、このような形態だと不安定なビジネスを強いられてしまう。
例えば、ライセンサーの気まぐれでいきなり販売代理店の契約を破棄されたり、技術者がすぐに転職してサポートがおろそかになったりする。現にぼくの経験でも仏製のあるBIツール*)を使っていたが、そのツールベンダーがそれまできちんと対応してくれてぜんぜん不満がなかった販売代理店をいきなり切ってしまい、すごい迷惑を被ったことがあって、直接フランスに文句を言ったことがある。
おそらく、これからは単なるライセンス商売は立ち行かなくなるのではないかと思う。なぜかというと、いまの趨勢を見るとオープンソースソフトの影響が大きいと思うが、ソフトウエア自体の価格がどんどんと無料化の方向に向かっている。
ということは、今後のビジネスは、ソリューションとかサービスという領域で勝負しなければいけないようになってきている。
そんな中、Savvionの代理店が日商エレクトロニクスに変更したことの意味は、この流れを象徴しているように思える。ついちょっと前にも日商エレの今回の責任者と話をしたが、ぼくが言ったようなことをしっかりと考えていて、自分たちのリソースを生かしたサービスという方向性を語っていた。
ということで、ぼくの今進めている開発方法論についての実行母体として大いに期待しているのである。
*)実は、このBIツールというのは、ビジネスオブジェクト(BO)という製品でBIではかなり名の知れたものです。そのBOがなんと独SAPに買収されたと7日に発表があった。驚くなかれ、その買収額が約8000億円というからたまげてしまいます。でも、SAPのCEOのカガーマン(この人とは2年前に会ったことがある)が、ソフトウエアライセンス収入を伸ばすと言っているが、上でも述べたようにちょっと方向が違うように思えるのだが。