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花田少年史 幽霊と秘密のトンネル

昨年公開された映画がもうテレビに登場した。水田伸生監督の「花田少年史 幽霊と秘密のトンネル」である。なかなか評判がよかった映画だ。

なかで辛い評価をしたひともいたが、そういうひとたちは、一色まことの漫画の原作を読んでいるか、テレビ放送を見ていた人たちだ。いつも思うのだけど、原作に忠実でないとか、原作を改編しているから、つまらなかったというような批判はどうもおかしい。

極端な話、原作があろうとなかろうと映画になった瞬間に全くちがった作品になるのだ。だから、映画としてのできばえを評価してほしい。ぼくは、幸い原作も、テレビも知らないので変な先入観なしで観ることができた。

そこで、ぼくなりの評価ではよくできた映画で点数高いです。最近は子どもに見せる映画がアニメしかなくなってしまったが、この映画は親子で楽しめる珍しい映画だ。

ただ、時代設定が昭和中期のように思えるが、そうでもなさそうなところもあって、若干時間感覚が混乱した。別にきちんとした時代考証をすべき映画でもなく、だって幽霊が出てくるんだから、どうでもいいじゃないんですか。

ただ、雰囲気としてはぼくらが子どもの頃の家族の様子が随所に見れて、あの頃の親子、兄弟、友達の素朴な連帯みたいなものが感じられた。そうそう、じいちゃん、ばあちゃんと子どもは仲がよかったのだ。

物語は、海辺の町で花田一路という少年が、ある日トラックにはねられるが、九死に一生を得たが、そのとき幽霊が見える能力を身につけてしまう。そのあと関係する人々の幽霊が登場し、一路に頼みごとをする。そんなやりとりから、家族や周りの人たちの過去のことなどが解き明かされるというのがストーリーの骨格です。

この設定がユニークでしかも子どもの目で描いているのでピュアな感じもでていてよかった。この一路を演じた子役の須賀健太というのがすばらしい。この子は「ALWAYS 三丁目の夕日」にも出ていたがすごいのひとこと。

よくよくみていくとこの映画、異なった三様の父親像が描かれているんですね。それがみんな結局はいいお父さんだったというお話なので、昔のお父さんと子どもの絆はしっかりしていたなあと懐かしんで観た。


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2007年10月08日 10:42に投稿されたエントリーのページです。

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