先月、社長の作った「これ☆ほしい」というマッシュアップサイトを「Mash up Award 3
rd」にエントリーしたことを書いた。ひそかにどれかの賞をとれるのではないかと期待していたが、残念ながらひっかからなかった。
今回、最優秀賞(100万円)に輝いたのは「ONGMAP.COM(オンジーマップ)」というGoogleMap上に様々な情報を表示させるもので、元祖マッシュアップというしろもの。受賞の評は次のようになっている。
マッシュアップの定番といえば「地図に情報をプロット」。この作品は、そんなマッシュアップの王道を、パラノイアックなほどに突き詰めた作品でした。国内 外のAPI、新聞社が提供するRSS、公的機関が提供するデータ、KMLファイルなど、様々な情報を地図・位置情報という切り口で統合しており、それら を、Extを活用した使いやすいUIで提示しています。この作品は、2007年現在の日本における地図系マッシュアップサービスの完成形のひとつでしょう。作者の熱意と愛を感じることができる作品でした。この評には書いてないが、GoogleMapは捜したい対象物の住所などがあらかじめ分かっているとき、そこがどこにあるのかを知るのに便利であるが、このサイトは、逆にある場所に対して、その周辺にどんなものがあるだとか、天気だとかいう状況などを網羅して表示してくれるというところが受けているではないでしょうか。
マッシュアップサイトを作るときの攻め方は二つのアプローチがあると思う。ひとつは、公開されたAPIがあるのでそれを使ってサイトを作ろうというアプローチである。シーズ発想とでも言ったらいいかもしれない。もう一方は、こんな楽しいサイトを作りたいのでそのためのAPIを捜してくるという、ニーズ発想である。
「ONGMAP.COM(オンジーマップ)」は、両方の要素を持ったものではないだろうか。まずは、スポンサーから提供されたAPIをどんどん使おうという発想とGoogleMapの利用の仕方の逆の使い方をしたいという発想がうまくかみ合った例ではないだろうか。だから最優秀賞と成ったのではないかと思っている。
ところで、うちの社長のマッシュアップサイトは、負け惜しみで言うわけではないが、社長も言っているのだが、ニーズ発想、すなわちこんなものがあったらいいな、こんなことができたら楽しいなというところから考えているので、スポンサーのAPIをほとんど使っていない。それも評価をしてくれていない一因ではないだろうか。
もともと、このコンテストに合わせて作ったというより、面白いのができたので応募しようという感じだった。「はてなブックマークされた数」でいけば、「ONGMAP.COM(オンジーマップ)」の56ユーザにくらべて、はるかに多い221ユーザだったのだから。
まあ、受賞できなかったのは残念だったが、Mashupediaの「マッシュアッパーを追う!」という企画で、社長のインタビュー記事が出た。先週、Mashupediaの人がわざわざ鎌倉まで来てくれてインタビューと写真撮影をして帰って行った。ぼくは、関係ないので挨拶だけして、奥に引っ込んでいて、ぼくの事務所でインタビューを受けていた。
こうしてみると、マッシュアップサイトをけっこう数多く作っていたのに改めて驚かされた。これが、ビジネスになるのかというとアフィリエイトだから、そう簡単にお金が入ってくるというわけにはいかない。だから、なかば趣味みたいに考えて楽しむこととそこでいろいろな技術的なことを確かめる場のように割り切ることなのかもしれない。それとアイディアが枯渇しない限り、数多く送りだすことですね。