17日に杭州で行われた女子ワールドカップ(W杯)のドイツ戦で日本は残念ながら0-2で敗れ、決勝トーナメント進出はならなかったが、その試合のあとで、観客席前で整列し、「ARIGATO 謝謝 CHINA」と書かれた横断幕を広げ深々とおじぎした。
この行為がいま中国国内で物議をかもし出しているらしい。「勇気に感動した。見習うべきだ」と称賛する声と「過去の侵略を認めない日本の宣伝活動に感動するなど中国の恥だ」と反発する声が交錯、メディアも巻き込んだ論争に発展しているのだそうだ。
またぞろ、この中国人の大人気ない反応はいかがなものだろうか。来年は北京オリンピックがあることだし、もう少し大人になってもらわないと困ったものだ。だいいち、観客のマナーがぜんぜんよくなっていないじゃないか。以前問題になったアジア選手権のときからよくなっていないと思われる。なぜスポーツの試合でそんなに日本に対して敵愾心をもつのだろうか。少なくとも、一方的なブーイングだけはやめてくれと言いたい。
ところで、ぼくはこの横断幕の騒動はともかく、なぜあのように横断幕を掲げたのかのほうが気になる。これまでもあまり見たこともない光景だったので一瞬変だなと思ったものだ。ところが、その伏線みたいなできごとがあったのを思い出した。
それは、試合の中継でフジテレビの青島アナが、明らかに日本に不利な応援や試合とは関係ないところでウエーブが起きたりとマナーの悪さがテレビを見ているだけのぼくらにもわかるのに、「中国の観客はサッカーがよくわかっている」とか「いいプレーには拍手してくれる」とかあたかも公平な観戦態度であるがごとくアナウンスしていたのだ。聞いたとき非常に奇異に感じて、どうしてこう観客をかばうようなことを言うのか不思議だった。
それがあって、試合後の横断幕なのだ。なぜか、中国に媚びているなと思ったのはぼくだけだろうか。おそらく、横断幕を掲げさせたのはフジテレビだと思うが、フジテレビは何か中国に借りがあるんじゃないかと疑ってしまう。さて、この論争いったいどうなるののだろうか。