このエントリーのタイトルに“親子丼的”という言葉を使っているが、ただ単に親子でやるからそう付けたわけではない。この親子丼というのはそれなりの意味がある。
丼ものはいろいろあるが、ほとんどは、単品であって、組み合わせは少ない。なかには、無理やりくっつけたような鮭いくら丼とかがあるが、二つの素材がうまくミックスしてまた新たなものを生み出すようなものは親子丼くらいではないでしょうか。
さらに、この場合の二つはお互いにどちらかが上ということではなく、1+1が2以上になっていると思いませんか。すなわち、それぞれが離れてしまうと、たまご丼ときじ丼なんだろうけど存在感が薄いですよねえ。ところが、一緒になるとどうです立派な丼に生まれ変わるというわけです。
さて、賢い読者はおわかりでしょう。そうです「マッシュアップ」なんです。サービスとサービスを組み合わせて新しいサービスを生み出すのがマッシュアプですが、まさにこのことです。
単に並べておく組合せとは違い、1+1が2以上、あるいは新たなサービスを生むというところがポイントなのです。どちらか一方だと限界があったり、生かされないがそれが合わさると、いままで以上の機能が発揮されるとか、魅力的になるとかいったことである。
翻って、ぼくらのビジネスを考えてみる。ブログでも何度も言っているのが、企業の情報システムと個人が家庭で使っているネットシステムとは大きく乖離していて、壁があるというより、双方で相手が見えていないという問題がある。ビジネス側の人たちは、Web2.0のことをあまりよく知らないし、ネットの人たちはビジネスシステムには無関心である。スーツとギークの断絶である。
ところが、それぞれのアーキテクチャやテクノロジーを相互乗り入れさせたら、目からウロコのことがいっぱいあるのだ。ですから、ぼくらは、ぼくが長年企業で経験した多くの情報システムのことを語り、社長(息子)が最先端のネットの動向をレクチャしてくれると、そこでスパークするものが出てくると思っている。現に、いま進めているシステム開発技法はまさにこのコンセプトと技術とそして何よりも人間同士のマッシュップから生まれたものなのです。
当面は、この親子丼的な発想を忘れずにビジネスをやっていきたいと思っている。そのうし、お互いに離れて天丼やうな丼(なれればいいが)になるかもしれないが。