Web2.0という言葉はポピュラーなものになって、それに関する本も数多く出版されている。しかし、技術解説本やサイトビジネス本の類が多く、開発に関し概観するような本は比較的少ない。
今うちの社長とWeb2.0の技術を活かしたビジネスシステムのテンプレートをつくっているのだけれど、そのテンプレートを使えばユーザがコードレスで開発ができてしまうという、自画自賛的に言えば、画期的な技法になる。そうした方法論について記してある本はないし、まだだれもやっていないと思う。
それで、「Web2.0のビジネスルール」(小川浩・後藤康成著 MYCOM新書)を社長がもっていたので借りてきて読む。まず、このビジネスルールという言葉がくせ者だ。章立てから書いてある内容を見てみると、事業創造編、ブランディング編、開発モデル編、オペレーション編から成っている。だから、Web2.0的企業を起すにはというビジネスモデルについてがあって、ブランディングでは、だれにどう見られたいかの工夫のことが書かれ、あとは、開発・運用のような話である。
こうしてみてみると、ビジネスルールといって対象にしているビジネスが皆違うことにお気づきだろうか。事業創造編では、ベンチャー企業を対象にしている。ブランディング編では、従来型のマーケティング戦略からWebを使ったものにシフトしていく話だから、対象は既存企業である。開発・運用は、SIベンダーやソフトハウスが中心である。
だから、括りが大きすぎるのだ。あれやこれやと拡がってしまって何を言いたいのかわからなくなってしまっている。しかも、本の帯には「進化したWebを仕事に活かす実践的アプローチ!」と書いてある。ええ?これホワイトカラーの人が対象なのとツッコミたくなる。
ただし、最初に言った開発方法論について参考になる記述もあったし、Web2.0の全般的な解説としてはわかりやすいので、まあまあ役に立った本ではある。
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web2.0の本質はすべてがネット側にあるということか
意外にも地に足のついた内容

