サンフランシスコ・ジャイアンツのバリー・ボンズがハンク・アーロンの持つ通産ホームラン数755本の大リーグ記録を塗り替えた。薬物使用疑惑があるので、いまいち盛り上がりに欠けるが、すごく偉大な記録である。
薬物使用疑惑について昔一緒の球団にいたこともあるロッテの監督のバレンタインが「昔はルールもちゃんとなかったので、どこまで許されて、どこまで違反なのか明確ではなかったのでしかたがない。投手だって、薬物を使用していたんだから、ボンズはそんな投手をも打ち砕いてきたのだから、薬物使用疑惑があっても立派な記録だ」というようなことを言っていたが、ははあやっぱり薬物使ってたな。
ところで、ぼくはかなり前になるが、サンフランシスコのパシフィックベルパーク(今はAT&Tパークという)で実際にボンズのプレーを見たことがある。その試合は、シカゴ・カブスとの一戦でカブスには、あのサミー・ソーサがいた。希代のホームランバッターが二人揃った試合にいたなんて幸せ者です。残念ながら、二人ともホームランを打たなかったが、今もそのバッターボックスに立っている姿が目に浮かぶ。
実はこの野球見物には面白い話があって、あまり大きな声では言えないのだがもうずいぶん前だからいいだろう。サンフランシスコには遊びに行ったわけではなく仕事で3日くらい滞在していたのだが、仕事も一段落して時間がとれたので急遽野球でも見に行こうとなった。
それで、インターネットでチケットを買おうとしたが全てSoldOutなのだ。じゃ、球場の売り場で直接買おうということで出かけた。ところが、球場の売り場も売り切れである。試合はもう始まっているような時間だから、売り切れはあたりまえかもしれない。しかたなしに、しばらく、周りを歩いたり、ショップを見て回ったりしたが、とりあえずゲートに行ってみようとなった。
そうしたら何とゲートが開いているのだ。いや、正確に言うとゲートを開けておじさんが見張っているだけなのだ。向こうの人は、けっこう早い回に帰ってしまう人もいて、そういう人たちがそこから出てくる。しばらく見ているとゲートが広いのでおじさんは見ているようで見ていないことがわかった。
さてどうしたか。仲間3人とこりゃ知らん顔して入ろうと相談がまとまり、意を決して滑り込んだのであります。その後は自由だから、空いている席に座ってポップコーンを片手にビールで“打て打てボンズ”とやったわけです。これはここだけの秘伝「メジャーリーグをタダで見る方法」です。