« BPライフサイクル(5) | メイン | もんたが町にやってくる »

相撲部屋からサッカーチームへ

以前、企業のIT化の状況を説明するのに、日本企業の経営が変わる、すなわち日本的系経営の代表格である終身雇用、年功序列、企業内組合、銀行依存などが終焉して、新しい経営スタイルに変貌していくというようなことを前提として話していた。そのとき、引き合いに出したキャッチコピーが「相撲部屋からサッカーチーム」である。

これまでの日本企業は、相撲部屋のように限られた国内だけの内輪の世界で戦っていて、とは言いながら競争しているようでそうではなくみんなで護送船団に守られていたわけです。そんな時代に終わりを告げ、グローバルな戦いを強いられるようになってきた。どこの国のサッカーもワールドカップをめざすようにグローバルで生き残る戦いに変貌したのである。というような意味合いを込めて「相撲部屋からサッカーチーム」という言い方をしたのである。

なぜ、こんな話をしたかと言うと、ニュースで横綱朝青龍がモンゴルで中田英寿と一緒にサッカーに興じる姿が報じられ、厳しい処分を受けたのを知ったからである。そして、この相撲協会の対応も遅いと指摘されている。ぼくも、前から思っていたのだが、外国から力士を入れるのなら、相撲をどういう位置づけにするかはっきりさせる必要があるのに、あいまいなままであったように思う。グローバルなスポーツとしていくのか、歌舞伎のような伝統芸能化していくのか。もし、グローバルなスポーツとするなら、もう少し打つ手もあるだろうし、それなりの変化を許容してかなくてはいけない。しかしながら、相撲協会は旧態依然とした体質のままだし、開かれてもいない。

実はこれと同じような体質が自民党にもある。今回の一連の動きも言ってみれば、相撲のように、内輪の世界しか見えていない。これまた象徴的な言い方で、渡辺行革担当大臣が今回安倍さんが辞任しないことを擁護する意味で、今回は大関の「カド番」だと言った。衆院選挙で負けたら、そのときは大関陥落だが、今回はチャンスをもう一度与えられる場所だったというわけだ。何それってツッコミたくなる。サッカーなんかちょっとでも負けが込んだらすぐに監督は責任をとってクビになるのが常識だ。

またぞろ、内閣改造では挙党一致と称して派閥均衡型の組閣になる。なんかこちょこちょやって決めていくのだろうけど昔に戻ってしまうのではないだろうか。

結局、相撲も自民党もグローバルスタンダードになっていないのである。

ところで、朝青龍のサッカーのうまいこと、びっくりした。やっぱり、あの運動神経があればこそ、そう体が大きくないにもかかわらず横綱が続けられるのですね。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://kamawada.com/~masanori/blog/mt/mt-tb.cgi/276

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

About

2007年08月02日 18:09に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「BPライフサイクル(5)」です。

次の投稿は「もんたが町にやってくる」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type